南留別志

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南留別志

南留別志 三巻

 「徂徠先生可成談」とも云ふ。荻生徂徠の著。元文三年刊。本書は随筆風に國語の諸方面について記されたもので、文字・音訓その他事物の名義等について考證解釋したものであるが、特に語源・詞の意味を解くものが多い。因に本書の名称は各説の末尾を「何々なるべし」と云ふが如くに結んでゐる爲である。

【參考】

* 「非南留別志?」二巻 寫本 富士谷成章著。天明六年頃の作である。「南留別志」を批評したもので、序文に「南留別志」には誤った説があるが、著者徂徠の名が高いために、世人が誤りもそのまゝ信じて誤用するのをなげかはしく思って執筆した由を記してゐる。

亀田次郎国語学書目解題」)