和名類聚抄

個人情報保護法は「生存する個人に関する情報」が対象ですが、ここの人物情報は、故人の情報が殆どです。そうでない人についても公的な情報しかありません。 国語史グループとの差別化も考えて、オープンにしました。

和名類聚抄

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/wa/kaidai_wa041.html

http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/26293113.html

倭名類聚抄(略名「和名抄」)十巻或は五巻、二十巻

 源順の著。本書は醍醐天皇の第四皇女勤子内親王?の令旨を蒙って編したもので巻數によって十卷本(京本、山田本、福井本・大須本・或は尾張本、伊勢本、昌平本、曲直瀬本、等)五卷本(下總本或は天文本)二十卷本(伊勢廣本、温古堂?本、元和三年古活字本、慶安整板本、寛文整板本等)がある。十卷本は本書の原形を傳へ、五巻本はその合冊本、二十卷本は後人の増補本。徳川時代には二十卷本が流布して居り、十卷本の刊行は明治十六年、の「箋註倭名類聚抄?」(後問)が初めてゞある。猶近年下謹本は麦郵で、大須本は古典保存會?から元和本は古典全集に収められて夫々刊行された。本書は分類體の辭書で(一)天抽部(貝土、水土等六門に分つ)を初めとし(二十四)草木部(草籔竹類末類等八門に分っ)に至る二十四部百二十八門に分ち(十巻奉ー二籔る)漢字を出し音と訓とを註したものである。二十卷本は更に時令・樂典・湯薬・官職・國郡・殿舎の六部を塘す本書は平安朝中期に成ったもので字義による分類體組織の辭書として本邦最古の且代表的のものであり、我邦及び支那の古い字音の研究、奈良朝平安朝國語研究、更に平安朝文物百般の研究にも亦貴重な資料である。

【末書】

* 「倭名類聚抄釋義?写本廿巻傳僧契沖著。和名抄から語を抄出して語源・類語等を簡単に配したもの。

* 「箋註倭名類聚抄?」(前出)十巻、狩谷エキ斎著。文政十年五月成稿。明治十六年出版(巻末の「校傳、異体字辨」無し)其他昭和四年版、正宗敦夫氏の謄寫版等があるが和名抄の研究として空前絶後のもの。

* 「倭名類聚鈔考證附録?」(或は倭名類聚抄箋註?)エキ斎?著。十卷本にない六部門に就いての研究。未定稿だったが山田孝雄博士が整理し謄写版に附した。(倭名類聚抄箋註?異本について。亀田次郎 「書物の趣味?」第三号參照)

* 「箋註和名抄訓纂?」一巻 森立之?。明治十九年五月刋。エキ斎箋註倭名類聚抄いろは順索引

* 、「改訂箋註和名抄訓纂?山田孝雄。前記いろは順五十音順に改めたもの、正宗敦夫氏の謄寫版がある。(前記「倭名類聚抄考証付録」と合冊刊行)」

* 「倭名類聚抄地名索引?」一巻 内務省地理局?編。(初め飯田瀧三郎?氏担当後井上政治郎?氏任之)明治廿一年七月刋。

亀田次郎国語学書目解題」)