和漢字名録

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和漢字名録

和漢字名録は紀州の醫藤井常枝?の著で天明?六年(二四四六)の刊。字は文字、名は其の音訓をいふので上巻に和訓の、下巻に字音假名遣を論じて居る。字音は虎關?三重韻、毛利の會玉篇?を準とぜよといふのだから大體の相場が分るが、漢呉兩音の関係を左の如く指摘したは其の苦心を諒とすべきだ。

 堅通 差 サ シ  孝 カウ ケウ 禮 レイ ライ

 横通 微 ビ ミ 馬 バ メ 内 ダイ ナイ

 直拗 客 カク キャク 叉 サ シャ 惟 ヰ ユイ 香 キャウ カウ 呂 リョ ロ 須 シュ ス

 歸納 有 イウ ウ 頭 トウ ヅ 恭 キウ ク 力 リョク リキ 役 エキ イヤク 八 ハツ ハチ

 略音 和 クヮ ワ 重 チヨウ チウ 世 セイ セ

 アヤの通 酒 シウ シュ 株 チュ チウ

岡井慎吾日本漢字学史』)