國語學史

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國語學史

国語学の歴史

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保科孝一

國語學史 一冊

 保科孝一著。明治四十年刊。初め早稻田大學文學科講義録に掲載。これより先明治二十二年に列傳體の「國語學小史?」を著して居るが、本書はその傳記に關する部分を除いて學説の部分を組なほし、之を分類體として古來の國語研究の歴史を記したのである。先づ、國語研究の目的・方法・國語學史の目的、從來の國語研究概観等について述べた後、國語研究の初まってから明治時代までを五期に分って假名遣手爾遠波音韻文字辭書活用等と項を分けてそれ等に關する研究の變遷發達を記してゐる。即ち第一期は平安朝契沖以前、第二期は契沖宣長迄、第三期は春庭義門等を中心とする時代、第四期は幕末維新時代、第五期は東京帝國大學に博言科が創設された明治十九年以降である。五期の中、この明治以後の研究については、本書は極めて簡單に略述してゐる。「國語學小史」の列傳體なるを分類體にした爲、學説の變遷發達は本書に於いて更によく明瞭になって居る。孰れにしても略々三十年近くも以前の書であるから不備欠点は免れないが、しかも尚、本書の後群出した同類の書に比し一頭地を抜いてゐるのみでなく、それ等は本書に多大の影響を蒙ってゐる。この間に在って只福井久藏氏の「日本文法史」のみが異彩あるものである。因に「國語學精義」(保科孝一著)明治四十三年刊は「國語學史」の説を更に精述したものである。

亀田次郎国語学書目解題」)

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山田孝雄


築島裕?・古田東朔?