手爾波大概抄

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手爾波大概抄

手爾波大概抄 一巻一冊

 藤原定家著と傳へられるもので、文明年間の初め頃のものかと思はれる。(因云群書一覧?所載の「てには大概抄?」寛永二年刊は本書とは異る)本書は詠歌の秘傳として出来たもので、歌の姿の尊卑は手爾波の使ひ方に依って定まると云ってそれを説いてゐる。学術的価値が特に高いのではないが、「てにをは」について記したものゝ中最古の書であり。後この種の研究が進んで「てにをは」の呼應活用の研究となったものであって、姉小路式等と共に國語研究の一源泉となたつ點で學史的價値がある。

【末書】

* 「手爾波大概抄之抄?」一巻一冊 文明十五年の頃宗祇の著す所。「手爾葉大概抄」の本文を掲げ、その一々について大意を記した歌を引いて説明してゐる。

亀田次郎国語学書目解題」)