漢呉讀音法

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漢呉讀音法

漢呉讀音法は寫本で帝國圖書館に存する。慶長?十二年(二二六七)に松尾重理?が編したものゝ寛文?中の寫本だが、行文も慶長頃の物と思はれる。延暦十一年の官宣を引いて桓武?以前には儒書佛書によりてさのみ呉音漢音の差別なく人々の心次第だつたが此の官宣以後今に至るまで儒書を漢音に讀むことゝなつたが、暗に云ふ時(按するに會話語の意)は呉音を用ふるので論語もリンギョとは云はすにロンゴと讀むと有る一節が一卷の骨子だが、延暦?十二年の制に年分度者にも漢音を習はしめられたことを考慮の中に入れぬらしいはいかゞ。

岡井慎吾日本漢字学史』)