眞宗聖教和語説

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眞宗聖教和語説

眞宗聖教和語説 五巻(巻數不定)

 東條義門の著。初め「入言小補?」と題してゐた。「三部経和語説?」の名を持ってゐるものもある(明治十一年刊但し第一巻だけ)。大正四年刊(眞宗全書の中義門講纂所収)。本書は天保三年の頃義門が若狭國の自坊法順寺でなした講義の筆録である。即ち淨土三部経?及び親鸞の「三経往生文類?」「尊號眞像銘文?」「一念多念證文?」「唯心妙文意?」について國語學的に研究したものである。そも/\著者の國語學研究動機は、浄土眞宗の僧としてその聖典を適確に理解せんが爲に他ならなかった。「山口栞」「男信」等もこの目的の爲の副産物とも云ふべく、その意味から本書は著者にとっては第一義的意味を有するものであらう。

【參考】

* 「末代無智御文和語説?」一巻(眞宗全書中義門講纂所収)。本書も「眞宗聖教和語説」と同様に天保十三年九月大阪に於ける講義筆記であり共に見るべきものである。

亀田次郎国語学書目解題」)