語意考

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語意考

賀茂真淵

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/ka/kaidai_ka090.html

http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/50351301.html

語意考 一巻一冊

 賀茂真淵著。寛政元年刊。賀茂眞淵全集所収。支那・印度の音に比して我國古有の五十音は遥に優れたものであって日本はこれ等外國と交る事によって實に大なる損を受けた事を述べ、次に活用五十音圖に依って説き、又通言・通韻延言約言・略言・清濁・相通等の事を記してゐるが、初めの五十音の尊敬、五十音圖は外國の影響を受けたものではないと云ふ説の如き、全く學的價値のないものであるが、之が後年「古史本辭經」に於けるが如く平田篤胤等一派に及ぼした影響は大きい。活用五十音圖で説いた事は國語學上見る可き點で、本居派の活用研究の源となったものであるが、これとても谷川士清が已に「日本書紀通證?」寶暦十二年刊の附録に於て述べてゐる。延言約言・略言の説も爾後大に行はれたが、本書が世に行はれた所以は、その内的價値に依ると云ふより、むしろその後の學界が眞淵の流を汲む本居派に獨占されたからであらう。隨ってその説が博く學界を稗益した點もあるが、その不完全な説の爲に學界を毒した點も少くない。 

【參考】

* 「五十音辨誤」寫本一巻。寛政五年村田春海著。本書は「語意考」の誤を正したものである。

亀田次郎国語学書目解題」)


服部高保

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/ka/kaidai_ka092.html