音韻調査報告書

個人情報保護法は「生存する個人に関する情報」が対象ですが、ここの人物情報は、故人の情報が殆どです。そうでない人についても公的な情報しかありません。 国語史グループとの差別化も考えて、オープンにしました。

音韻調査報告書

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音韻調査報告書 一冊

 國語調査委員會編(但し本書の整理は同會事務嘱託榊原叔雄?亀田次郎の二人擔當)明治三十八年出版。主として普通教育に於ける假名遣の改正及び標準的發音の制定の參考に資する爲、明治三十六年、調査事項を各府縣に送って調査を依頼し、その報告を調査事項の順に配列したものである。調査事項は(一)「あゝいふ事」「さあ行かう」(中略)などの「あゝ」「さあ」はa-a(ア、ア)sa-a(サ、ア)と二音節に發音するか a(アー)sa(サー)と一個の長音節に發音するか、と言ふ様な事項から(二九)ズとヅを區別せざる地方に於ては、ズをのみ發音するか、ヅをのみ發音するか、ズ・ヅを混用するか、等の調査事項に至る迄之を二十九項に分けて居る。その他、巻頭及び卷末に「音韻分布圖に關する注意」並に「音韻調査報告書附記」「各府縣音韻調査區域一覧」を添へてゐる。本書は大規模に國語音韻調査をしたもので、今日に於いて是以上のものは無いのであるが、この調査報告は多數の人によって爲され、その精粗は一様でなく、この調査は極めてデリケートな仕事であるが、報告者の總べてが聲音學?上の智識を十分に有ってゐたとは思へないので、その報告はそのまゝ直ちに用ひ難きものがあると言はねばならない。

【參考】

* 「音韻分布圖

亀田次郎国語学書目解題」)