日付に意味は(殆んど)ありません。
2005-10-04
■ 鈴木修次『漢字情報力再発見』創拓社

一九九〇年五月一日 第一刷発行
はしがき
第一章 漢字が文明をになう
見直される文字の効用
情報伝達最良の使者
文字論は言語学を逸脱しつつある
カタカナ文字に悩まされる
アルファベット表記の現状
日本語、このすばらしき表現力
アルファベット出現以前
漢字表記の特徴 49
「方音」と漢字の関係
漢字体系の柔構造
驚くほど変化しない漢文
簡略化の工夫
日本語の語彙と特性
日本人がつくりあげた「新漢語」
短絡語の急激な増加
つかみ読みは漢字表記ならでは
一字を識別するのにわずか一千分の一秒
漢字一文字がもつ"ひろがり"
倭の五王の時代
百済からの使者
仏教伝来がもたらしたもの
亡命者、帰化す
渡来人と「ナラ」の関係
中国的だった権力闘争
「効率のよい文明受容」のひな型
漢語の浸透
遣隋使は漢文による国書を持っていった
冠位十二階とは何であったか
漢語で他文明を知る
やまとことばでいえないもの
文明開化を二本だてで出発
文明の窓囗をはたし続けた漢語
勘合貿易・朱印船・鎖国
禅とともに入ってきた宋音
動・植物と漢語
『本草綱目』の漢語
病気・人体の用語
「ちゃぶだい」と「しっぽく」
第四章 これから漢字はどうなるのか
翻訳漢語と近代文明
学術用語はほとんど"made in Japan"だ
「新漢語」を定着させた行政の力
日本語がひろがる
抽象語を作り出す能力
「大概の論」が「概論」に
近・現代社会の漢語
漢字三字による命名
「短絡語」が主流となる
外来語がなぜ好まれるのか
"航特委"って何だ?
社会の高速化と短絡化
外来語は淘汰される
漢字の複合的な知恵
漢字表記はどうなるのか
日常生活は二千字で充分だ
文字は食物である
ますます言文は不一致になる
現在を忘れて漢字は成立しない

漢字再発見―その驚くべき表現力・情報力・経済力の秘密 (二十一世紀図書館 (0003))
- 作者: 鈴木修次
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1983/02
- メディア: 新書
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