日付に意味は(殆んど)ありません。
2006-02-27
■ メモ


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日本語教育学の視点―国際基督教大学大学院教授・飛田良文博士退任記念
- 作者: 論集編集委員会
- 出版社/メーカー: 東京堂出版
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- 作者: 近代語研究会
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- 作者: 築島裕博士傘寿記念会
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古代日本 文字の来た道―古代中国・朝鮮から列島へ (歴博フォーラム)
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2006-02-26
2006-02-25
■ イ・ヨンスク『「国語」という思想』岩波書店

目次
第一章 国字問題のゆくえ
五 普通文と言文一致
第三章 「国語」の創成
一 「国語」の受胎
四 「国語」の理念の創成
第四章 初期の上田万年
一 「国文」から「国語」へ
二 〈母〉と〈故郷〉
三 「国語」のために
一 国語学の構想
六 その後の上田万年
第八章 国語学史をめぐって
三 国語学の体系化
二 仮名遣い改定をめぐって
第一二章「同化」とはなにか
三 「同化」とはなにかーー「教化」と「同化」
四「国家語」の構想
第一四章「共栄圏語」と日本語の「国際化」
三 『世界に伸び行く日本語』
七 「国粋派」の反撃
八 「共栄圏語」の夢
結び
注
参考文献
装幀:桂川潤
2006-02-24
■ 屋名池誠『横書き登場 日本語表記の近代』岩波新書

目次
はじめに なにが問題なのか
第一章 世界の中の縦書き・横書き
第二章 横書き以前
第三章 古代の「横書き」
第四章 横文字流行
第五章 右横書き登場
第六章 左横書き前夜
第七章 左横書き登場
第八章 横書きという事件
第九章 左横書き 新たな用途
第一〇章 右横書き 新たな用途
第一一章 横書きを使う人々
第一二章 「書字方向スタイル」
第一三章 走る横書き
第一五章 二大スタイルの時代
第一六章 数を書く
第一七章 折衷の時代
第一八章 「左横書き専用」の光と影
第一九章 右か左か
第二〇章 横書きの戦後
第二一章 縦書き・横書きの現在と将来
第二二章 近代日本語の書字方向の流れ
第二三章 空間の中の時間
おわりに
主要資料
主要先行研究
図版出典一覧
『図書』連載時は、以下の通り。
2006-02-21
■ [ことば遊び]『土屋耕一の一口駄菓子』誠文堂新光社

い
あなたの文案、何級くらい
替え句入門
①数の子や水気を問わむいと古び
②替え句泣いたか
③替え句掛け解き
④投句、苦闘
自問自答
回文のはなし
回文集
舌もじり。ごく短い早口ことば
ろ
擬声語のおさらい
①テクテク。スタスタ。
②ボヤボヤ。ポカポカ。
③ぐらぐら。グツグツ。
④つるつる。ずるずる。
近づきと出あい
終着と終点
ガンバル
桃
は
コトコトの研究
穂先をとるか茎をとるか
こんにちは中華丼くん
キイム・チー
マウイ・ポテトチップス
じつに、よく食べた一週間だなあ
に
古典芸能やぶにらみ
①いい若エ者ン
②玉やあー
③キノコ
ほ
食堂人間
丸と四角
小さな鉄棒選手
掌中に墨なく
長火鉢
ワシづかみ
自由着
素肌に花を散らし
へ
往復書簡――その片道分――
コマーシャルの昔帰り
戯れ歌
①お歳暮
②ラーメンの法則
③歌やつれの春
④妹型の夏
⑥宮崎美子
⑦超絶技巧
あ、スーパーマンだ
当たり障りのあるコピーを書こう
頭にも運動靴をはかせようじゃないか
注意ぶかく注がれる言葉
新聞広告のエンターテインメントとかけて
広告三面鏡
あ、そっくりと言ってひとびとは手をたたく
タクシーに乗りながら考えた
暑中お見舞い申しあげます
自画自賛的企業広告のおはなし
①党で選ぶか人で選ぶか
②材料か蝋細工か
宣伝部が宣伝文化部だった頃
初出誌一覧
2006-02-20
■ [ことば遊び]『土屋耕一のガラクタ箱』誠文堂新光社

①
広告あそび
どぜう・鬼姫・大蛤
言葉あそび
①替え句
②重言
③山号寺号
④畳語
⑤即席俳句
地口いろはたとえ
アルファベット見立て
②
軽い機敏な仔猫何匹いるか
魅力男のへのこ遠くより見
回文集
③
1から12まで、12カ月
①1月の1
②2月の2
③3月の3
④4月のFour
⑤5月の5
⑥6月の6
⑦7月の7
⑧8月の8
⑨9月の9
⑩10月の10
⑪11月の11
⑫12月の12
広告のなかの女
①胸もと、はだけ
②髪ふり乱し
③一見、奥様風
④目は口ほどにモノを言い
⑤うぬぼれ鏡
オー・オー・オー
男の花道
富士の見える試着室
パンダと眼球
①クルマ机
②傘の効用
③トリ年
④着ぶくれ
⑤落石注意
④
昔と今と
①古川柳
②長屋の花見
③狂歌
④初ガツオ
表四だよ
折れやすさ
胡麻塩入れの袋
アイマイ語感
①枯れた種子をまく話
②唐もろこし頭を笑う話
③ビキニでハダカ横行の話
走るな、笑うな、手をふるな
キャッチフレーズ復活せよ
共有される映像
献納広告
広告と人問らしさ
掲載誌一覧
装幀・写真・構成/浅葉克己
2006-02-18
■ 日本放送協会『アナウンス読本』日本放送出版協会

昭和30.3.22発行
序(古垣鉄郎)
第一章 標準語
第二章 標準語の発音
第一節 ア行音
第二節 カ行音
第三節 ガ行音
第四節 サ行音
第五節 ザ行音
第六節 タ行音
第七節 ダ行音
第八節 ナ行音
第九節 ハ行音
第十節 バ行音 パ行音
第十一節 マ行音
第十二節 ヤ行音
第十三節 ラ行音
第十四節 ワ行音
第十五節 撥音
第十六節 拗音
第十七節 促音
第十八節 長音
第十九節 母音の無声化
第二十節 発音練習
第三章 アクセント
第五節 複合語のアクセント
第六節 アクセント練習問題
第五章 放送用語
第一節 放送用語の性格
第二節 わかりやすいことば
第三節 話しことばの組立
第四節 正しいことばよいことば
第六章 表現技術の基礎
第一節 アナウンスのあり方
第二節 内容と表現
第三節 話しの場としてのアナウンス
第四節 発声
第五節 マイク話術
第六節 スタジオの中で
第七章 実習
第一節 スポット・アナウンス
第二節 天気予報
第三節 告知アナウンス
第四節 ニュース
第五節 朗読
尊号と年号の呼び方
漢音以外の読み方
訓読み又は音訓の混るもの
あて字によるもの
字体、意味、慣習などから誤り易いもの
音韻の脱落及び添加によるもの
音便による変化
音韻の転化によるもの
濁音又は清音を誤るもの
避けたい言葉
用語上注意を要する言葉
二通りに読む言葉
ニュアンスの違う程度の言葉
意味の違ってくるもの
重複語
慣習を無視した誤り
切り方
季節のある言葉
その他の注意
誤りやすい数詞
外来語の発音
濁音と半濁音
濁音と清音
五十音にない発音(ティ・トゥ・フィ・ウィ・ツァ・ウォ・ウェ)
促音にならないツ
切り方
装幀…恩地孝四郎
2006-02-17
2006-02-16
2006-02-14
■ 山田孝雄『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』

昭和10.5.18
一 現代語法の本質
二 漢文の訓読法の史的概観
三 漢文の訓読に伝はれる語法の概観
四 「ごとし」「かくの如し」
五 「いはく」「おもへらく」
六 「ねがはくは」「をしむらくは」の類
七 「いはゆる」
八 「なんなんとす」
九 「かへんなん」
十 「なんすれぞ」
十一 「なかりせば」「なかっせば」
十二 「しかり」「しかれども」の類
十三 「しかうして」
十四 「しむ」「して」
十五 「べし」「べからず」「すべからく」
十六 「あに」
十七 「いまだ」
十八 「かつ」
十九 「かつて」
二十 「けだし」
二十一 「すでに」
二十二 「すなはち」
二十三 「むしろ」
二十四 「もし」「もしくは」
二十五 「あひ」
二十六 「あへて」
二十七 「いたりて」「きはめて」
二十八 「すべて」「はたして」
二十九 「よりて」
三十 「幸に」「しきりに」「みだりに」
三十一 「あるひは」
三十二 「および ならびに」
三十三 「おいて」
三十四 「ために」
三十五 「ゆゑに」「ゆゑん」
三十六 「もって」
三十七 「ところ」
三十八 「いへども」
三十九 「欲す」
四十 「がへんぜず」
四十一 「あたはず」
四十二 「のみ」
四十三 「いはんや」
四十四 「これあり」「これなし」
四十五 再帰格の「これ」
四十六 結論
2006-02-12
2006-02-11
■ 大田栄太郎『郷語書誌稿』国書刊行会

郷語書誌稿目次
序文(野元菊雄)
凡例
全国篇
一、『人国記?』─その作者及び信憑度─
二、『志不可起』の考証─関東方言資料というより関西方言集であろう─
(二) 鰤・信濃太郎など
(三) 江戸版から大阪版への移動推考
(四) 吾山伝記
四、安心斎五福?の『吾妻の家土産』と西沢綺語堂?の『皇都午睡?』について
追記 我自刊本『皇都午睡』について
五、『東西言葉合せ』(一枚刷)について
六、『方言』(国立国語研究所蔵・稿本)─田中館愛橘の計画か─
七、『各国各地/方言訛音集』(国立国語研究所蔵・稿本)─羽柴雄輔?か─
東北篇
一、『御国通辞』
二、『杜陵方言考?』
三、『仙台言葉以呂波寄』
四、『方言達用抄』─贅庵とは桜田景雄?にして桜田権太夫?に非ず─
五、『浜荻』(仙台)─著者匡子は婦人なるや─
七、『仙台方言』(大里源右衛門序)─桜田周輔?が原作という─
一〇、『荘内浜荻?』─江戸語教科書(会話集)の先駆書で、中濁?の初めての記号書─
一一、『荘内方音攷』─著者の伝記─
一二、『荘内方言考?」について
一三、『村山地方方言取調書?』について
一四、『米沢言音考?』について
一五、ダラスの『米沢方言?』
関東篇
─群馬県伊勢崎近傍の資料か─
二、『常野採薬記(日光採薬記)』(写本)
三、『新編 常陸国誌』の郷語部について
四、『茨城方言集覧』と『茨城百科全書』(方言部)─後者は転載書─
五、『北相馬郡方言集』
中部篇
二、『越佐方言集』
付録イ、『烹雑の記』(にまぜのき)
ロ、『越後土産』(初篇)に現われたる郷語
三、『北安曇郡方言取調』─長野県郷語研究の導火線─
四、『東筑摩郡方言』─当時県下第一の名著─
五、『独寝』
七、『三河物語』
八、『尾張方言』─歿年十三年前頃の作─
九、『宮訛言葉の掃溜』─『嘉多言』を摸したか─
一一、『稿本大野郡方訛言集』─正語教育・訛音矯正のむずかしさを知る─
一二、『養老方言集』について
一三、『岐阜県方言』について
一四、『加賀なまり』
一五、音韻口語法/取調ニ関スル事項(私立石川県教育会雑誌第三拾一号付録)
関西篇
一、『嘉多言?』(片言)の著作及び出版動機とその内容及び価値に関する一考察
二、『浮世鏡?」─その著者をめぐる問題─
三、『重宝記大全』(『不断重宝記大全』)─諸国かたこと─
付録 『重宝記大全」の序文雑感
四、『世話重宝記』と『世話類聚』について─その類聚の著者など─
五、『世話重宝記?』の世話の片言について(国立国会図書館蔵)
六、『男重宝記』、─「日本諸国詞つかひ」と「かた言なをし」の出典─
七、『日本諸国名物往来』─「国々詞つかひ」と「世上詞の云ひちがひ」の出典─
八、『負笈日歴?』に現われたる京都出雲語資料
九、『浪花聞書?』について
一〇、『新撰大阪詞大全』について
一一、『丹波郷談』について
追記 『丹波郷談』
一二、『大阪のをさな言葉』─『幼児の言語』という本と如何なる関係のものか─
一三、『田辺方言』 ─明治前期における驚異的刊行物─
中国・四国篇
一、『出雲言葉のかきよせ』─明治期国語改良指導書として最初か─
三、『隠岐国訛音調査表』
九州篇
一、『菊池俗言考』
三、『南山俗語考』
四、『豊国方言集?』(稿本)について
六、『浮羽郡方言調査書?』
八、『福岡県内方言集?』を讃える
九、『大分県方言類集?』
一〇、『佐賀県方言辞典?』
一一、『佐賀県方言語典一斑?』に思う
一二、『大石兵六物語?』
琉球篇
一、『穀物並諸品諸道具の名』(仮称)─琉球語資料─
三、『奄美大島方言調査』(稿本)
四、混効験集
付録篇
一、『東大寺諷誦文稿』に現われた方言区画について
二、『嘉多言』(片言)から、『物類称呼』に至る方言・郷語資料の系統表稿
三、『嘉多言』(片言)から『重宝記類』に至る語彙比較の概略表
四、郷語方言資料年表稿
五、参考資料
あとがき
2006-02-08
■ 魚返善雄『漢文入門』現代教養文庫

前編
なんだ、くだる
フルガナと送りガナ
漢字はほろびない
主題語と説明語
逐鹿見山
漢語口調の文章
返り点の使い方
便利な「レ点」
方法がたいせつ
常識と常用
シッポのない単語
補助語の役わり
生活に根ざした故事
懸羊頭売狗肉
「犬」「狗」問答
この中に真意あり
「一・二」と「レ点」の組みあわせ
虎の威をかるキツネ
狐假虎威
われをして……しむ
返り点は全部卒業
矛盾(ムジュン)
人間万事塞翁が馬
塞翁失馬
学に富みて愚なるは
螢雪之功
未覚池塘春草夢
再読文字
白髪三千丈
簡潔
誇張
譬喩
幽黙
勧戒
嗟嘆
否定
反問
仮説
現代に生きる漢文
簡潔で印象的な文語体
運命の人・蘇曼殊
伝記や辞書の文体
明治という時代
わずか半世紀の間に
「日本雑事詩」抄
儒者の人間像
本が焼けては生きていられぬ
わしは東夷の三等聖人じゃ
岡島冠山という人
文字因縁
一切の法は因縁より
明の太祖と僧絶海
後編
漢文の起原と性格
三千年前は当用漢字
ネ・ウシ・トラの必要性
漢文はカンで解く文
主題と説明
文の主題と説明
西洋語との比較
主題語の位置
説明語は名詞でもよい
主題補助語・説明補助語
複合語の限界
部分は全体からきまる
語順が逆になった文
いわゆる目的語と補語
必要以上の分解はムダ
連結語について
連結語(connectives)
前置詞の役わり
「於」(于)の意味もいろいろ
動詞が前置詞になった
接続詞の役わり
表情語について
表情語(Ejaculatives)
文中・文頭の助詞
文末の助詞
権威に盲従する不見識
西洋語ではゴマカシがきかぬ
フォームも大事だ
2006-02-06

■ 前野直彬『漢文入門』講談社現代新書

昭和43.8.16
まえがき
1漢文とは何か
1「漢文」とは
2漢字と漢語
1漢字の特色
2実字・虚字・助字
漢字の分類
実字
虚字
3漢語と和語
「漢語」の条件
和製の漢語
和語
4和臭
日本的表現の一例
不自然な漢語
リズムの無視
3訓読の方法
1音と訓
音は中国語の発音
訓はやまとことば
訓読みのいろいろ
音と訓の見分け方
「重箱」読みと「湯桶」読み
音だけのもの
訓の誤訳
音は原則として一つ
2漢音・呉音・唐音
音の種類
輸入の歴史による読みかた
発音が違えば意味が違う?
「四声」の使い分けで意味が違う
3送りがな
漢文として読むために補うもの
送りがなの位置
送りがなは、少なく簡潔に
漢字の読み方を規定する
現代日本文の「送りがな」との相違
4返り点
認定構造
一例──李白の詩の一句
「レ点」
「一二点」
返り点の組み合わせ
「上下点」
助字の読み方と位置
再読文字
主な再読文字
5書き下し文
漢文として読む
復文
原漢文を読みこなす補助手段
原文にもどり、意味を考える
6句読点
文を区切る
断句
現在の新式標点
訓点
訓読から正確な意味をつかむために
4訓読の歴史
1訓読のはじまり
訓読法の変遷
奈良朝には一定の訳語があった
訓読法誕生の様子をさぐる
万葉がなの利用
翻訳の一手段だった返り点・送りがな
2カタカナの成立
万葉がなの簡略化
カタカナの発生と統一
メモとして書きこむ
3ヲコト点
符号化の一方法として
符号化とカタカナ
点図
暗号化していった点図
各寺院・各学派ごとの点図
4いろいろな返り点法
返り点・句読点も点図に入れる
点図の返り点はわかりにくい
数字を使う返り点
数字以外の返り点
混用から統一の方向へ
混用返り点による文例
5訓読の確立
原文を日本語として読む
読むと同時に訳す
いかにして美しい日本語にするか
『白氏文集』にみる訓点
やわらかな調子の訓読
文選読み
6訓点本の流行
商業出版の発達
印刷技術の制約
日本語らしく「読む」こと
訓読の型にはめて読む
現在の訓点に近づく
7訓読の改革
訓読法に変化
漢文の普及
新訓読法への動き
訓読法の統一
5むすび
訓読法の功罪
訓読と現代中国語
大切な訓読法への理解
2006-02-05
■ 「日本語学」21-14 臨時増刊号『日本語あれこれ事典』明治書院

2002.11
日本語はいったいいつ頃から使われているの?/安部清哉
辞書などで「日本語」を「日本語」で定義することは可能なのか?/加藤安彦
日本語の単語は全部でいくつぐらいあるの?/浅田秀子
日本語の逆引き辞典があるそうですが、どんなものですか?/加藤安彦
十二カ月の古い言い方と意味を教えてください/土井光祐
「百人一首」の百人を選んだのはいつのだれ?/内田宗一
短歌が三一文字、俳句が一七文字というのはいつ決まった?/今野真二
昔の人の手紙はどういう文だったのですか?/橘豊
日本語にしかできないことば遊びはあるか?/米川明彦
「もらう」と「くれる」はどうちがう?/山田敏弘
鉛筆や木は「一本・二本」。じゃ、ビデオはなぜ本で数えるの?/安田尚道
「雨だわ」は女ことば、「雨だよ」は男ことばといわれていますが、実際には今どの程度使われているのですか?/尾崎喜光
日本人の夫婦はなぜお互いを「お父さん」「お母さん」と呼ぶのか/陣内正敬
「あ、ここにあった!」って、今のことなのにどうして「た」なの?/定延利之
「本が読みたい」「本を読みたい」どっちが正しい?/安達太郎
「口をあく」「口をあける」どちらが正しい?/須賀一好
「一時間おき」と「一年おき」で意味がちがうのはなぜ?/定延利之
「うれしいでした」ではなく「うれしかったです」というのはなぜ?/山田敏弘
「一〇〇〇円からお預かりします」の「から」はなに?/宮腰賢
「いただきます」「ごちそうさま」とはだれに対する敬語なの?/川口義一
自分の電話に「お」をつけて、「私からお電話する」って言っていいのですか?/浅田秀子
「とんでもございません」は誤った言い方?/蒲谷宏
「こんにちは」「こんばんは」の丁寧語はありますか?/真田信治
「おはよう」は朝だけなの?/都染直也
目上の人に「ご苦労さま」「お疲れさま」はだめ?/宮腰賢
「様」と「殿」はどっちが上?/土井光祐
「あなた」は丁寧語ですか?/佐竹秀雄
「踏んだり蹴ったり」といいますが、「踏まれたり蹴られたり」がいいのではないですか?/近藤泰弘
「それにしても」と「それにしては」はどうちがうの?/新野直哉
「初心忘るべからず」と「初心忘るるべからず」どっちが正しい?/土井光祐
「苗字」といいますが、「苗」とは何ですか?「名字」とどちらが正しいですか?/橘豊
「人一倍」といいますが、「二倍」の誤りでは?/内田宗一
「風邪をひく」っていうが、どうして「ひく」なのですか?/山田敏弘
薬指はなぜ薬指っていうの?/小野正弘
南東と東南はどう違う?/小野正弘
信号や未熟な果物は「ミドリ」なのに、なぜ「アオ」って言うの?/藤原浩史〔緑、青〕
敬語の接頭辞の「御」をどう読むのか何かきまりはあるの?/蒲谷宏
「俺」という語はいつ頃から使われている?/金沢裕之
「よろしく」ってどういうこと?/屋名池誠
「さようなら」ってどうして言うの?/橘豊
「聖域なき改革」の「聖域」ってもともと何のこと?/湯浅茂雄
ら抜きことばはいつからあるの?/小野正弘
どういう性質の語がカタカナの外来語になりやすいか?/米川明彦
「濃い顔」の「濃い」ってどういう意味?/新野直哉
「きもい」はなぜ「気持ちいい」ではなく「気持ち悪い」なのですか?〔佐竹秀雄〕
「タメ口」の「タメ」って何?/新野直哉〔ためぐち、ため口〕
「究極」「まったり」「激辛」などの料理のことばはだれが作るの?/小矢野哲夫
「サクサク片づける」の「サクサク」って?/小林千草〔さくさく〕
ダサイの語源を教えてください/内田宗一〔ださい〕
使われていた語が使われなくなるのはなぜ?/佐藤貴裕
「重い」と「重たい」はどう違う?なぜ「軽い」は一語しかないの?/加藤安彦
「あいにくの雨」というが「あいにく」ってどういう意味?/安達太郎
「ありがとう」とはどういう意味?/塩田雄大
「情けはひとのためならず」の意味は本当は何ですか?/藤原浩史
「これ」とか「それ」とか「あれ」って、結局何を指すの?/定延利之
鶯の「ホーホケキョー」の声は「法法華経」の意味ってほんと?/山口仲美
「ごめんなさい」の「なさい」は何かを命令しているの?/山田貞雄
「ひいふうみい」というのはどういう日本語なのですか?/久保田篤
ドラマなどで「友情出演」とあるが、どういうことですか?/都染直也
「カリスマ美容師」「カリスマ店員」の「カリスマ」はおかしい?/都染直也
日本語にはなぜ縦書きと横書きがあるの?/屋名池誠
パピプペポの「゜」(半濁音符)の記号はいつできたの?/湯浅茂雄
漢字の書き順はだれがきめた?/橘豊
「峠」「畑」は日本で作られた漢字ですか?他にもありますか?/佐藤栄作
吉田の「吉」の字の上側は、「士」か「土」かどっち?/池田証寿
片仮字と平仮名はだれが発明したの?/土井光祐〔かたかな、ひらがな、カタカナ、片仮名〕
携帯メールなどで書くとき、「こんにちは」それとも「こんにちわ」どちらが正しい?/内田宗一
「さいたま市」など、なぜ最近平仮名表記の地名が多いの?/都染直也〔ひらがな〕
「地震」は「じしん」「ぢしん」?「鼻血」は「はなじ」「はなぢ」?/肥爪周二
ローマ字ではなぜchi, tsu, shiは三字で書くの?/田中ゆかり
外来語を片仮字で表記するのはいつごろから?/湯浅茂雄〔片仮名、かたかな、カタカナ〕
ケータイ、チューハイは、なぜ「ケイタイ」「チュウハイ」ではなく「ー」なの?/伊藤雅光
ダイヤルかダイアルか?/塩田雄大
「コンピュータ」それとも「コンピューター」。どちらが正しい?/佐竹秀雄
日本語に複数形はありますか?/佐竹秀雄
「迷惑の受け身」ってどういう文?/安達太郎
カ変とサ変は将来どうなる?/山田敏弘
「文節」を考案した人は?/湯浅茂雄
北海道にはもともとアイヌ人が住んでいたそうですが、方言はどうやってできたのですか?/小野米一
「カタス」は方言なの?/真田信治〔かたす〕
五十音図はなぜ「あいうえお」「あかさたな」の順なの?/肥爪周二
「春雨」と書いて「はるさめ」と読むが「さめ」って何?/屋名池誠
2006-02-04
■ 久保忠夫『三十五のことばに関する七つの章』大修館書店

1992.4.10発行
第一章
玉山倒る
第二章
きんししゅ、琴詩酒
第三章
えんじむらさき、臙脂紫
やほじほ、八百潮
あいさん、愛餐
第四章
ゆきたたき、雪叩
ささめゆき
第五章
銀箭
すいびら、水片
ひょうとう、氷島
しろり
べうべう
ちょうちゅう、彫虫
やりおとがい、槍頤
しょうちょう、象徴
ひもすがら
第六章
涙の谷
第七章
はうに、はふに、はに
第二部
「屋上に屋を架する」……漱石の中のことば
「街樾〔木越〕(なみき)」の語をめぐって……鴎外と啄木
「象徴」の語について
「妥結」の語について
「交流」の語について
「ささめゆき」と「さざめゆき」
「草いきり」と「草いきれ」
「花眼」と「眼花」
「地平線」と「水平線」
付・活字の大きさ
2006-02-03
■ 『外国人が日本語教師によくする100の質問』バベル・プレス

酒入郁子/佐藤由紀子/桜木紀子/中村貴美子/中村壽子/山田あき子
1991.11.10初版
音声 酒入郁子
1 「を」と「お」は違う文字ですが、音も異なりますか。
2 「ビル」「ビール」、「ゆめ」「ゆうめい」、「しゅじん」「しゅうじん」などの発音上の区別を教えて下さい。
3 「か」と「が」、「た」と「だ」、「ぱ」と「ば」の発音上の区別を教えて下さい。
4 「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」は、発音上何か差がありますか。
5 「ざ・ず・ぜ・ぞ」の発音が難しいです。練習の方法を教えて下さい。
6 「ツ」と「チュ」が区別できません。発音練習の方法を教えて下さい。
7 発音が子供っぽいと言われます。どのようにしたら大人らしい発音になりますか。
8 「こんにちは」の「ん」と「こんばんは」の2つの「ん」は、すべて発音が同じですか。
9 「びよういん」と「びょういん」の発音上の区別を教えて下さい。
10 「きいています」「きっています」「きています」の区別ができません。練習方法を教えて下さい。
11 え段の平仮名の次に「い」がくる時は、どう発音するのが正しいのですか。
12 「がくせい」の「く」、「しつれい」の「し」などは、日本人は発音していないように聞えますが、どうしてですか。
13 ガ行音を日本人はときどき「nga,ngi……」([ηa][ηa]……)のように発音しますが、これは正しい発音ですか。
14 日本人の友達に日本語のアクセントはあまり大切ではないと言われましたが、ほんとうですか。
18 「新宿に行く」「新宿へ行く」、「映画に行く」「映画へ行く」は全部正しいのですか。
19 助詞の「に」も「で」も場所を示す時に使いますが、同じですか。
21 「友達と会う」ですか、「友達に会う」ですか。
22 「二郎と花子が結婚した」は、二郎と花子のカップルがひとつできたという意味ですか。
23 「鉛筆があります」と「鉛筆はあります」はどう違いますか。
24 「鯨が捕乳動物である事実」と「鯨は捕乳動物である事実」は同じですか。
26 格助詞はいつも使わなければなりませんか
27 「コーヒーを飲みたい」ですか、「コーヒーが飲みたい」ですか。
28 「彼を行かせる」と「彼に行かせる」とどう違いますか。
29 「あのレストランは安くて広いです」は間違っていますか。
30 「立ちながら食べる」は間違っていますか。
31 「メモを見て話す」と「メモを見ながら話す」は同じですか。
32 「昨日ごはんを食べたり、お風呂に入ったりしました」はおかしいですか。
33 「朝早く新宿を歩くとごみが見える」はなぜだめなのですか。
34 受身文の動作主は、どんな場合に「に」「から」「によって」「で」で表しますか。
35 「財布が盗まれた」ですか「財布を盗まれた」ですか。
36 「お刺身が食べられる」ですか、「お刺身を食べられる」ですか
37 「食べられる」はどんな場合に受身の意味になりますか。
38 「あの家は天井が高くて、素敵です」はどんな意味ですか。
39 「太った人」と「太っている人」は同じですか。
40 「まだ見ていません」と「見ませんでした」と「まだ見ません」
41 「バスが来ています」と言った時、バスはどこにいますか。
42 「食べたがる」と「食べたがっている」は同じですか。
43 「先生は週末にドライブしたいですか」と先生に言ったら間違いですか。
44 「読みました」と「読んでしまいました」の意味はどう違いますか。
45 「東京ディズニーランドへ行きましたか」と「東京ディズニーランドへ行ったことがありますか」はどう違いますか。
46 「-かもしれない」と「-と思います」の違いについて教えてください。
47 「二郎は昨日新宿で映画を見たと言っていました」の代わりに「二郎は昨日新宿で映画を見たそうです」と言ってもいいのですか。
48 「ーんです」はいつ使いますか。
50 「行きたいです」と「行きたいんです」と「行きたいんですが」はどう違いますか。
51 「若いから」と「若いのだから」はどう違いますか。
52 「読んだばかりです」と「読んだところです」は同じですか。
53 「日本へ来る時、友達に会いました」と「日本へ来た時、友達に会いました」は同じですか。
54 「帰ったほうがいいです」と「帰っるほうがいいです」は同じですか。
55 「のに」と「けれども」はどう違いますか。
56 「おいしいけれど高い」を「高いけれどおいしい」と言い換えても意味は同じですか。
57 「ために」は、どんな場合に原因・理由の意味で使われますか。
58 「風邪をひかないように」ですか、「風邪をひかないために」ですか。
59 「そして」と「それから」は同じですか。
60 「前はいまほど日本語が上手ではありませんでした」と「前は日本語が下手でした」は同じですか。
61 「車より自転車のほうが多い」と「自転車は車ほど多くない」は同じ意味ですか。
62 「もっと高い」と「ずっと高い」ではどちらのほうが高いのですか。
63 「たいてい」と「よく」の使い分けがわかりません。
64 「よく週末に会社の書類を読みました」と「週末に会社の書類をよく読みました」は同じですか。
65 「太郎と二郎はそれぞれ本を2冊買った」と言ったら2人で何冊買ったのですか。
66 「それぞれが1万円もらいました」と「1万円ずつもらいました」とは同じですか。
67 「~の隣」「~の横」はどう違いますか。
68 「二郎が三郎と行きました」を「三郎と二郎が行きました」と入れ替えても同じですか。
69 「いいだと思います」はどうして間違いですか。
70 テレビで「見れる」と言っていました。「見られる」だと思うのですが。
71 「田中先生はいらっしゃいますか」に対して、「いいえ、違います。いらっしゃいません」はどうして間違いですか。
72 「毎日行きますか」に対して、「いいえ、よく行きます」はどうして変ですか。
73 「赤い靴」と「赤の靴」、どちらが正しい形ですか。
74 「重さ」と「重み」はどう違いますか。
75 「多い友達が遊びに来ました」は間違っていますか。
76 「うれしい」と「楽しい」の使い方がわかりません。
77 「思う」と「考える」の違いについて教えてください。
78 「本を閉じてください」と言うのに、なぜ「窓を閉じてください」は間違いなのですか。
79 「テニスを遊ぶ」「ピアノを遊ぶ」は、どうして間違いなのですか。
80 「立ちどうし」「立ちづめ」「立ちっぱなし」はどう違いますか。
81 「週末に何をしますか」と聞かれて、「さあ、知りません」と答えたら、相手が感情を害したようですが、なぜですか。
82 「何」はどんな時に「なに」と読み、どんな時に「なん」と読むのですか。
83 「~人」はどんな時に「にん」と読み、どんな時に「じん」と読むのですか。
84 「疑問を抱いている」は「だいている」ですか、「いだいている」ですか。
85 「人々」と「人たち」は、使い方に違いがありますか。
86 「雨が降り始める」と「雨が降りだす」はどう違いますか。
87 「守」「防ぐ」の意味は同じですか。
表現 中村壽子
88 「腹をお立てになった」という言い方は、おかしいですか
89 日本語では、「あなた」はどのくらいの範囲にまで使えるのですか。
90 授業のあと、先生に「ご苦労さまでした」と言うのは失礼だそうですが、なぜですか。
91 「どうぞ、いただいてください」とほかの人に向かって使うのは間違いですか。
92 「お父さんは、先生たちがくださった歌を毎日聞いていらっしゃいます」と書いたら、子供のようだと言われましたが、どう書いたらよいのですか。
93 「けっこう」は、丁寧な語だと聞きましたが、「これでいいですか」を「これでけっこうですか」と言うとなぜおかしいのですか。
94 作文の中で「反應」と書いたら減点されました。「應」は間違いですか。
95 「木」を「〓」のように書いたら、はねてはいけないと言われましたが、なぜですか。
96 「上」の筆順は「|、ト、上」でなければならないのですか。
97 ある日本語の教科書で「10分」を「ジップン」と読ませていますが、日本人の友人は、ほとんど「ジュップン」と言っています。どちらが正しいのですか。
98 文中の「私」という漢字は、どんな場合も「わたくし」と読まなければいけないのですか。
99 「行った」は、「いった」とも「おこなった」とも読めるので不便ではありませんか。
2006-02-02
■ [題名は言葉本]日高敏隆『犬のことば』青土社

一九七九年六月二五日発行
(増補版ISBN:4791757572)
1 動物をめぐるノート
動物の自意識
エコロジーにまつわること
虹は何色か
理論と応用
エポフィルス
推論の体系
選択と適応
イチジクとイチジクコバチ
死の発見
光の動物学
生物の性は何のためのものか
2 ぼくの動物誌
昼の蝶の存在について
ネコの時間
ハリネズミ
水槽のなかの子ネコ?
「賢いフクロウ」
ガガンボ
オタマジャクシはカエルの子
ウラギンシジミ・銀色の翅
ネコの家族関係
アメンボの物理学
雪虫
チンパンジーの認識力
蝶の論理
ホタルの光
コオロギの歌
ゴキブリはなぜ嫌われるのか
ミツバチと色
アリたち
鰻屋の娘とその子たち
なぜ幻の動物か
3 犬のことば
……にとって (……にとって○○とは何か*1)
ライフか生命か
発展と展開の間
環境
人と「動物」
蝶はひらひら飛ぶ
"fanglais"
語学の才能
犬のことば
あいさつ
キチョウの季節
前島先生の授業 (前島儀一郎)
4 近代科学をめぐって
ジャック・モノーの死
人間は動物プラス……
本能代理としての文化
科学という共同幻想
ファーブル随想
『ソロモンの指環』に寄せて
創造の源泉としてのデタラメ
ロマンの氾濫
2006-02-01
■ 松井栄一『「のっぺら坊」と「てるてる坊主」─現代日本語の意外な事実─』小学館

二〇〇四年四月一目 初版第一刷発行
はじめに
序章 言葉の移り変わり
「のっぺら坊」と「てるてる坊主」の話
(1)「のっぺらぼう」だと思っていたが
第一章 明治語の森をさまよう 1〈多様な読み〉
(1)言語──昔は「げんぎょ」とも読まれた
2「輸」と「差」
(1)輸──「ゆ」以外にどう読まれていたか
(2)差──「さ」を「しゃ」と読むのは子どもの片ことではない
3「居丈高」と「群集」
(1)居丈高──たかだかそんな程度の話
(2)群集──「ぐんしゅう」はヌエ的な読み?
4「無人島」と「無人」
(1)無人島──「むじんとう」は少数派?
(2)無人──人がいても「ぶにん」とは?
第二章 明治語の森をさまよう 2〈清濁を中心に〉
(2)天国──悔い改めて近づくのは「てんこく」
2堆い──「うずだかい」は雅語か
3満足──満足できない「まんそく」探し
第三章 語形と漢字表記の多様性を見る
1異形の多い言葉
(1)あとずさり──あなたは「あとずさり」派か「あとじさり」派か
(2)こんぐらかるあなたは「こんぐらかる」派か「こんがらかる」派か
がんじょう──「頑丈」が広まるまでの道のり
1新語辞典の役割
とっちゃんボーイ
イット
ナウ
「ギャル」と「まじ」
テケツ
第五章 朝・昼・晩、三食の呼称と表記を調べる
1朝の食事の言い方と表記
2昼の食事の言い方と表記
3晩の食事の言い方と表記
4その他
1物の名を表す言葉
あしっぴら
てっぴら
おばち
ほおだま
ふみつぎ
むじり
わらぐろ
2動きを表す言葉
あずる
すわぶる
つまえる
つらう
どしこむ
ふぐれる
3状態を表す言葉
ごしごし
こてくさ
ずぐろい
あいそしい
あくあく
おおだたい
ちょっこら
てんつるか
ほほら
らっくり
4今後の課題
1「辞典」と「辞書」
3「とても」と「全然」について
5「あいにく」と「あやにく」のことなど
6おわりに
索引 ことば 資料と事項
装幀 岡崎健二