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ここには、日本語関係の書を、写すは楽しにそれ以外の書を置こうと思いますが、少しダブったり混じったりしています。
日付に意味は(殆んど)ありません。

2007-03-31池田弥三郎『郷愁の日本語―市井のくらし』あかね書房

池田弥三郎『郷愁の日本語―市井のくらし』あかね書房 池田弥三郎『郷愁の日本語―市井のくらし』あかね書房 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク - 池田弥三郎『郷愁の日本語―市井のくらし』あかね書房 - 日本語関係の目次・索引など 池田弥三郎『郷愁の日本語―市井のくらし』あかね書房 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

ASIN:B000J8473E

I ことばの推移

 ことばの推移 

 消えていくことば

  やま

  ハイカラ

  ペンペン

  イチコロ

  イッソウ

  円タク

  ゆううつ

  窓ガラス・旅ガラス

  あばよ

  こぞ

  おしょさん

  店じまい

  消えていく漢語

  足切り

  冥利がわるい ぴったし

  左右とみぎひだり

  はく・びやく

  なあんてね

  うい・はつ・しょ

  タッチならず

  異人さん

  もの書き

  持たれる

  アクセントと意味

  偶然の洒落

 言い方の反省

 わしとしたことが

 ハンケチ考 

 懺悔のたね・追記

 銀ブラ考 

 日本語の過現未

II わたしの周辺

 庶民文化の担い手―わたしの父

 銀座の怪異譚

 異説「瘠我慢の説」 

 夏の食―母の想い出から

 わたしの母

 古峰様のこと

 芸ごと―一中節を中心に

 茶のみ話

 誕生日

 わが家・わが店

 しゃぼんの思い出

 数とわたし

  数量オンチ

  数の実感

  くらしの中の数字

  千という数

 読書歴

  ひと、本に会う

  青春の一冊の本

  読書の半世紀

  わたしの書歴

III 自分の歴史

 「歴史」で説いてはくれないこと

 民衆のいき卯

 流行と不易

 男の美のあるところ

 男のファッション・にしひがし

 男のおしゃれ考

 日本の女の心

  そのことばについて

  もったいないということ

  おけいこごと

  花のいのち

  一枚の紙

  つきあい

  だんらん

 現代美人の条件

 美人画と女優卿

 

IV 世相十年

 失なわれた目的

 平凡に気がつく

 おふくろの味の欺瞞

 しつけのしつけ

 紺屋《こうや》の白ばかま

 あきらめてはいるけれども

 むだばなし

 小さい不愉快なこと

 ささいなこと

 快不快の相剋点

 耳の文化・目の文化

 不信感―私のマスコミ観

 邦楽界の悪習

あとがき

装幀 巖谷純介

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2007-03-30

服部四郎編『言語の系統と歴史』岩波書店 服部四郎編『言語の系統と歴史』岩波書店 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク - 服部四郎編『言語の系統と歴史』岩波書店 - 日本語関係の目次・索引など 服部四郎編『言語の系統と歴史』岩波書店 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

ASIN:B000J96EAM

はしがき 服部四郎

比較方法 服部四郎

言語の歴史 亀井孝

言語地理学 柴田武

印欧諸語の関係とその故郷 風間喜代三?

サンスクリット語 原実?

ギリシア語の歴史 特に方言の形成とその系統的関係について 松本克己?

イタリア語の歴史 ダンテの時代の 野上素一?

スラヴ語 井桁貞敏?

ゲルマン語 分類を中心に 塩谷饒?

セム語の系統 北西セム語を中心に 関根正雄?

ヘブライ語考 西方との接触を中心に 前田護郎?

ウラル語族 徳永康元

古語の歴史と系統 小沢重男?

ツングース語の変遷 池上二良?

国語・朝鮮語 河野六郎

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2007-03-29

中村保男『言葉は生きている―私の言語論ノート―』聖文社 中村保男『言葉は生きている―私の言語論ノート―』聖文社 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク - 中村保男『言葉は生きている―私の言語論ノート―』聖文社 - 日本語関係の目次・索引など 中村保男『言葉は生きている―私の言語論ノート―』聖文社 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

ASIN:B000J8LLSI

はしがき

第1章・差別語とは何か

 1 区別と差別

  簡便で印象的な比喩表現

  「分る」ということ

  差別語反対の風潮に反対する

 2 指示的意味と含蓄

  言外の意味

  言葉は歴史である

  差別語をなくす方法

  複雑微妙な含み


第2章・散文と詩

 2 韻文は翻訳可能か

  狂歌と戯詩

  詞と辞

 3 詩の心と技

  詩の技法

  散文詩

 4 比喩さまざま

  隠喩表現の面白さ

  言葉はすべて比喩である


第3章・文体という"肉体"

 1 言文一致と文

  会話体と文章

  口語文語

 2 文は人なり

  文章類型と規範性

  文体と適語適所

 3 文体の演習.

  文は眼なり

  前半部の結論


第4章・レトリック

 1 修辞疑問

  疑問の形をとった断定

  濫用すると逆効果

 2 反語

  「おめでたい人」はめでたくない

  反対表現

  現実認識とアイロニー

 3 誇張表現

  「大昔」が「久しぶり」

  表現はすべて誇張なり

 4 沈黙はガラス?

  言葉の言葉

  沈黙か誇張か

 5 倒置と省略

  融通無碍な日本語

  頓絶法

  頭部省略

 6 反覆

  レトリックは自然

  逆説的な効果

 7 言葉遊び 洒落

  すり替えの妙技

  表現のコペルニクス的転換

 8 代換

  「東の水平線が太陽から離れる」

  「頬が涙で流れる」

  「可哀想な赤ん坊が泣く」

 9 代替と逆喩

  「生きた」は「死んでいる」

  「利・馬鹿」オクシモロン

 10 逆説

  常識の襲をかく表現

  修辞は詩的

 11 換称

  土佐衛門は実在した

  「ちび伍長」ことナポレオン

 12 漸降

  頭でっかち、尻すぼみ

  本章の結論


第5章・言葉と論理

 1 三段論法と演繹論理

  「人間は豚である」?

  日常言語の非論理性

 2 ロジックとレトリッ

  誤った一般化

  ラスコリニフの非論理

 3 帰納論理

  論理の妥当性と真偽

  断定は鵜呑みにできない


第6章・言語と現実との距離

 1 個と普遍

  直観的普遍と抽象的普遍

  普遍論争

 2 抽象化の階段

  具体化の希薄化

  抽象語の危険性

 3 言葉の魔術

  言葉は現実そのものではない

  迷信の効用


結論

附・適語適所のすすめ

言葉の美醜

  適語適所ということ

  語願の"美しさ"

  内容と形式の同時訳出

  英文にも日本語的語順がある

  「彼」の省略

  敬語活用

  流行語、外来語、卑語、方言

  翻訳は日本化にあらず

  新しい慣用の創造

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2007-03-28

土岐善麿『ことば風土記』光書房 土岐善麿『ことば風土記』光書房 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク - 土岐善麿『ことば風土記』光書房 - 日本語関係の目次・索引など 土岐善麿『ことば風土記』光書房 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

昭和三十四年十一月三十日発行

ASIN:B000JARCQG

国語生活の合理化

 ―序にかえて―


街上備忘

 宣伝カー

 こんぜん・いったい

 いちばんいいクツを

 「頼るな警笛」

 土俵と新聞

 卒業式

 たかしまの石

 堺市の「常識漢字

 八海事件の判決文

 石筆五題

 真淵の墓域

 目黒の三馬忌

 雅澄百年祭

 「夢」の企画性

 九戸城の詩碑

 大文字小文宇論

 送りがなの調整へ


漢詩漢語

 正中本寒山詩

 儒家と日本語

 夜航余話のうち

 「春望」について

 杜甫・人麿・家持

 万葉異国版

 オリエント急行

 杜甫像小記


 気力と気品

 会津さんの書と歌

 すずりの銘


歌曲数題

 新年小謡

 母校の校歌

 あすへの鐘

 松竹梅

 青春吉日

 新曲「蓮月尼

 松風のおと


私事公事

 日比谷談義

 NHK用語調査

 人生ドック

 一斎の書幅

 テレビの愛情

 孫の入学

 金婚記

あとがき

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2007-03-27『日本語の歴史 別巻 言語史研究入門』平凡社

日本語の歴史 別巻 言語史研究入門』平凡社  『日本語の歴史 別巻 言語史研究入門』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク -  『日本語の歴史 別巻 言語史研究入門』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など  『日本語の歴史 別巻 言語史研究入門』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

亀井孝大藤時彦山田俊雄

ASIN:B000JB4G50

ISBN:4582403085

第一部 言語史の原理

 まえがき 言語史の復活のために


 第一章 言語の歴史とはなにか

  一 言語学の独立

   言語の歴史としての日本語の歴史 

   ソスュールによる言語学の独立宣言

   言語史における

  二 言語史の研究と文献学

   言語史はなぜ成立するか

   言語の変化を歴史といいうるか

   言語の変化は言語そのものの変化 

   文献学言語史研究とのかかわりあい 

   文献学の歴史

   文献学言語史との違い

   言語史文献学の操作のうえに

  三 二十世紀の言語学

   ヘルマン・パウル?ソスュールの登場 

   パウルとソスュールとの対蹠的な特徴 

   ドイツとフランスの風土の違い

   ソスュールの通時相と共時相 

   パウルにおける抽象からの脱却

   時代の岐路にたったソスュール

  四 言語学の領域とその将来

   ここにソスュールへの不満がある 

   パウルの考え方は時代おくれか

   〈体系〉の考え方の魅力

   言語に美しい均整をみることの限界

   意味領域の問題

   生きた言語の歴史像へせまる 


 第二章 言語史の資料と性格

  一 言語史の資料とはなにか

   過去の言語はどう伝えられたか

   その他言語語史の資料となるもの

   言語史の目的は口語の追究

   口語を視覚的に定着する文字 

   文字の言語的機能は音声とどう対応するか 

   文字の真の機能はなにか

   文字の表音・表語の機能の関係

  二 音声言語と文字言語

   言語の文字化は容易な道ではなかりた 

   文字化の第一歩は言語の単位の抽出

   文字化は言語の反省でもある 

   話しことばと書きことばの問題

   音声言語と文字言語の社会的機能 

   文語の発生

   文語の歴史の一例 中国における場合

  三 露出する口語の要素

   口語がぶつかる文字化の壁

   口語性の判定は困難

   口語の露出のチャンス

   文字をとおして言語史をみる制約 

   変化の様相は非連続的に噴出し露出する

   問題は資料の歴史的位置づけ 


 第三章 言語史の研究法

  一 言語の歴史と音韻の変化

   言語史研究への予備段階

   音韻史の研究と文字の種類との関係

   言語史研究に普遍的原理はあるか 

   音韻変化の規則性という原理 

   日本語にみる音韻変化の規則性

   なぜ規則的な変化が生ずるか 

   文字の場合から類推すれば

   音韻変化の規則性が言語史の根本原理である理由

   言語地理学音韻変化の原理とは矛盾しない

   音韻という抽象物についての変化 

   体系のなかにおける音韻の変化

   日本語音韻史の方法論

   音韻変化をたどる手がかりとしての文字

   ハ行音とサ行音にみる均整のずれ 

   奈良時代よりまえの乙類のキの音価

   いわゆる〈音韻論外の変化〉 

   〈二対一〉の対応関係の音韻変化 

   〈四つ仮名〉場合の対応 

   ア行のエとヤ行のエとの混同 

   音の動揺が文字にはねかえる 

   一つの音韻が二つの音韻に分裂する場合

   仮名文字の使用に即して音韻へ還元する

   〈上代特殊仮名づかい〉とその音価

   音韻史と音声学とのかかわりあい 

   必要なのは音韻の実質変化の実証的研究

   言語研究における音韻変化の規則性の意義 

   いわゆる〈(音)相通〉の提示する問題

   あらゆるbがmになるのではない

   バ・マニ行の音相通例

   〈結合変化〉としての〈異化〉

   音連鎖のうえに起こる〈同化〉

   音韻の変化と形態の原理

   日本語にみる音韻同化による形態の変容

   見かけだけの清濁転換

   結合変化としての〈転位〉

  二 語彙変化の種々相

   語の変化にはいろいろの種類がある

  〈語彙変化〉というもの

   言語史の前提

   言語を〈記号〉としてとりあげる 

   言語記号の本質は恣意性 

   擬態語は擬声語より象徴的

   言語における記号性と象徴性 

   口の表情が語形成の下地となる場合

   象徴性と記号性とのあいだ

   群化と分化とのかかわり

   〈ペジョラティヴ〉にりいて 

   言語記号における意味と形とによる群化

   語彙の借用

   借用にみられる語彙の群化

   形の群化は意味と無関係ではない 

   言語学でいう〈民間語源

   「コンタミネーション」(混交)  

   民間語源とコンタミネーションにみる言語の生命

   語の機能的な意味と文脈的な意味 

   言語学の目的は機能的意味の究明   

   意味の対立は複雑かつ微妙

   類義語による表現の区別

   意味の〈狭化〉と〈拡張〉  

   意味の移転と同音語

   ウオとサカナという語の運命 

   「えじき」ということば

   室町時代の親族語彙

   意味変化が起こる原因

   意義素を抽出することは可能か

   意義素の設定がもし可能だとすれぱ

  三 文法の変化

   記録された言語の文語性と口語性 

   形態論的変化と文法体系

   記録から推定する過去の文法体系 

   現代語から過去の言語体系を復原する 

   一つの言語の立体像への歴史的展望

   日本語は大きな変化を経験していない 

   フランス語の場合

   古代日本語用言体系における終止形の欠落

   終止形と連体形との区別のしかたの問題

   終止形の廃棄はスタイルの交替

   日本語の歴史的な安定も相対的な問題 

   接辞の変化にも日本語の歴史的変化がやどる

   体系における〈非均整〉と類推

   類推がささえる形態の群化

   言語の型における〈膠着型〉 

   シナ語?に格の区別があったか 

   現代英語をはたして孤立語といいうるか

   シンタクスの根本原理はなかなか変化しない

   シナ語の変化は音相と助詞にあらわれる

   前古典文語古典文語

   言語におけるぬきがたい不易性  

 第四章 言語地理学の寄与

  一 言語地理学とはどんな学問か

   言語地理学はなにを言語史にあたえるか

   〈言語地理学〉という名

   言語地理学の日本への導入

   柳田国男の《蝸牛考》の位置づけ 

   日本における〈言語地理学〉の動向

   一にも地図、二にも地図

   言語地理学は〈人間所在〉の学問 

   人間的な語源解釈

   べベコとデデコ

  二 言語の地域差から言語の歴史を再構する

   言語には地域差がある

   千差万別の形をとる等語線

   〈音韻法則に例外あり〉

   糸魚川地方でみるハ行四段活用動詞 

   非歴史的方法による歴史言語学

   言語地理学のもつ制約

   かおり↓かざの年代的な距離 

  三 言語地理学の理論と原則

   言語をあつかう二つの学問

   言語地理学の領域

   基本的仮設における対立

   比較言語学との対比

   地域差があればかならず分布がある

   地図上にこころみる唯一の分布

   語は地面をはうようにひろがる

   方言周国論は原則の一つ

   植物の世界にも周辺地域の原則はある 

   言語の分布にみる周辺地域の原則 

   糸魚川の実例が教える推定の正しさ

   地図上の分布が語るもの

   語彙体系の地図

   注目される母音だけの音変化 

   総合文化科学を目ざして


 第一章 書承の資料 書籍を中心として

  一 文献的資料の意義

   言語史学の出発点

   国語史学はどこからはじまるか 

   すべてのことばが問題

   文献的資料の価値の大小

   《古事記》を文献資料としてみるとを 

   《万葉集》の場合をみる

  二 資料の性格の批判

   資料の命名について

   資料に所蔵者名を冠することの不便

   どういう命名が望ましいか

   文献資料の成立年代

   年代不明の資料をどう批判するか 

   書承資料の範囲とその解読

   文献解読の態度

   文献学と文学とのかかわりあい

  三 文献的資料の形態

   書籍の形ははじめ巻物

   巻子本の形

   巻子本の装飾性

  〈裏書〉はこうしてはじまった

   いわゆる紙背文書?とは

   巻子本?から折り本?

   粘葉装?胡蝶装

   いわゆる列帖装?にりいて

   袋綴?は江戸時代から


 第二章 書承における文字の批判的処置

  一 言語学にしめる文字学の位置

   歴史学における古文書学

   言語史の研究と古文書学

   文学と言語研究との接触

   歴史学の資料と言語史の資料とは当がう

   資料の価値をどう判定するか 

   資料の有効性にりいて

   見なおされてきた文字

  二 文献批判の方法論

   超視覚的な文献・資料

   資料をあつかううえで警戒すべき事例 

   異文・脱文・欠文の生ずる理由

   《熱田本平家物語》の場合

   影写本・模刻本・写真覆製本にりいて 

   言語史の資料として必要な批判

   資料の欠損にどう対処するか 

   写真覆製本にも欠点はある

   文字史研究の基盤

  三 文献・資料にあらわれる漢字の認識

   漢字の静態的・動態的体系  

   形音義の三要素の研究

   書道史的見地からの研究も

   漢字字形についての規範意識 

   日本の漢字字典辞書の沿革   

   「未央」と「老邁」という語 

   《今昔物語集》にあらわれた省文の例 

   分字・省文の例

   省文(異体字)の参考文献 

   異体字についてのみるべき研究

   偏旁冠脚の名称にりいて

   《徒然草》にみる「塩」字の偏

   はたして「塩」は俗字なのか 

   漢字のなかにおける倭字の位置

   《万葉集》における漢字表記の意義

   漢字字音はシナふう発音を素材とした呼び名

   漢字研究が国語学史にもたらす意味

   古文献の漢字解読の精度 

   多岐にわたる漢字用法

   いまもつづく万葉仮名の伝統 

   言語史は口頭言語の歴史か

   言語史研究領域の拡大


 第三章 仮名と表記法

  なぜ仮名・ローマ字文献が尊重されるか

  仮名文献がすくないという条件から出発する

  仮名による話の外相の把握

  異体字表からみる片仮名平仮名の位置 

  漢字にともなう片仮名の系列 

  資料解読における平仮名の錯誤性 

  漢字のみで書かれた文献の位置

  真名本・漢文の資料の種類

  漢字と仮名の共存

  仮名が主の場合

  漢文資料とその訓読

  宣命書きから仮名専用の資料へ

  必要な文字史表記法の確立


  別刷写真図版例言

  仮名(草体)字母一覧例言

  あとがき


月報

未見 なし?


執筆者

亀井孝

河野六郎

柴田武

山田俊雄



平凡社ライブラリー

日本語の歴史別巻 (平凡社ライブラリー)

日本語の歴史別巻 (平凡社ライブラリー)

解説は山田健三氏

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2007-03-26『日本語の歴史7世界のなかの日本語』

日本語の歴史7世界のなかの日本語』平凡社  『日本語の歴史7世界のなかの日本語』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク -  『日本語の歴史7世界のなかの日本語』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など  『日本語の歴史7世界のなかの日本語』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

亀井孝大藤時彦山田俊雄

ASIN:B000JB4G5A

ISBN:4582403077

第一章 日本語の性格

 一〈ことばの歴史〉の流れ

  ことばの文化史をこころみる困難

  言語の歴史は連続の歴史である

  しかし日本語の歴史にくぎりはあった

  国語史的研究から日本語の歴史へ

  橋本進吉による日本語の歴史の時代区分

  〈時代方言〉としての古代方言と近代方言

 〈時代方言〉の境界線はどこにひかれるか

  言語の歴史も他の歴史現象と無縁ではない

  現代は〈言文一致の時代〉

  言語の歴史とは様式と様式との交替

 二 言語の類型

  言語の素材としての音は一定している

  日本語の音節構成の特色

  日本語と類似した音節構成の言語

  シナ語の音節構成の複雑さ

  子音のもっとも多いのはアバザ語

  南アフリカにみられる〈クリック〉

  単語の構造からみる言語の類型―孤立語

  膠着語―その典型はトルコ語

  〈膠着〉はアルタイ語の共通特色

  印欧語に代表される居折語

  セム語族にみる〈内部屈折〉

  孤立↓膠着↓屈折は進化の段階か?

  言語の類型は単語からシンタックスへ

  日本語のシンタックスの特徴

  用言複合体をラテン語動詞とくらべる

  エスキモー語と日本語との親近性

  アフリカのスワヒリ語

  言語にうかがう古代人の心性

  日本語にはないスワヒリ語の照応

  スワヒリ語の動詞

  スワヒリ語の関係句

  シンタックスの類似で地理的な関係

 三 日本語はむつかしいか

  ことばの難易とはなにか

  だれにとって日本語がむつかしいかの問題

  チェコ語にあるむつかしい音

  音節構造では日本語は単純

  日本語のもつ妙な性質の音「ン」

  文法の領域にみる日本語のむつかしさ

  英語日本語動詞の相違

  言語の難易をきめるのは相対的な立場

  日本語でむつかしいのはなにか


第二章 民族語ど世界語の問題

 一 民族語の育成

  〈民族の時代〉と民族語の確立へ

  アジアの国ぐににみる民族語の確立

  英語を公用語とするインドの苦悩

  アフリカの新興国と民族語の問題

  民族語と文字との結びつき

  朝鮮民族と諺文

  トルコで成功した文字の改革

  ローマ字の民主性

  ソ連・中共の言語政策

  民族語のなかで文語が民主化される

  新興国や少数民族に遠い共通語への道

  民族語の育成と語彙の問題

  言語学における語彙の意味

  語彙の上部構造と下部構造

  語彙の近代化は上部構造にかかわる

  民族語の運命と世界語

 二 世界語はどうあるべきか

  狭くなった〈世界〉

  〈世界語〉の登場する気運

  国際会議における同時通訳と英語の比重

  世界語は自然語の改造か、人工語か

  自然語を世界語としたとを翻訳機械が必要

  翻訳機械をうみだした力

  翻訳機械がもたらした可能性

  世界語の機能はどうあるべきか

  自然語には知的価値と情的価値とがある

  世界語はもっぱら知的伝達の手段

  知的伝達と記号論理学との関連

  必要な一般文法論の再吟味

  新しい世界語のあるべきかたち


第三章 国語問題の歴史的性格と背景

 一 文字様式の諸相

  国語問題への本書の立場 

  〈文字行動〉の歴史的展開を探る 

  片仮名平仮名の機能の違い 

  漢字の三体-真行草

  本居宣長漢文についての見解

  洋学者は漢字漢文をどうみたか 

  行草から楷書への推移

  楷書体と近代生活とのかかわり

  教育に尾をひいた仮名漢字の関係

  明治の教科書の文体

  明治の文章における漢字と仮名の組合せ

  漢字片仮名交じりから漢字平仮名交じりへ 

  送り仮名の問題

 二 国語問題の登場する歴史的背景

  日本語の文化史の一断面にとらえる国語問題

  日本語を真の〈民族語〉たらしめるもの

  同族感情にささえられた民族

  明治の歴史と民族の自覚

  国語問題は民族語の問題

  すでに解決をみた国語のいくつかの問題

  現代の国語問題は国字問題である 

  言語は人間をはなれてひとり歩をする  

 三 仮名づかいがやどす問題の性格

  仮名づかいの問題は長い歴史をもつ

  定家仮名づかいから歴史的仮名づかい

  明治時代の仮名づかい論争

  森鴎外正書法を論拠とした 

  正書法がなぜ問題となるか

  アルファベットの世界の正書法

  正書法仮名づがいとは一致しない 

  〈漢字仮名交じり文〉の登場 

  正書法はむしろ送り仮名の問題

  漢字片仮名交じり文とふり仮名

  ふり仮名廃止論の意味

  〈字音仮名づかい〉とはなにか 

  字音仮名づかい仮名づかいではない 

  言語の改革は社会の改革に通じる

  国字問題としての漢字制限

  漢字制限に対する小倉進平の見解

  当用漢字と固有名の標記

  〈芸術としての言語〉の世界 


 第四章 日本語の生命

 一 言語文化の諸相

  言語文化史としての日本語の歴史 

  〈言語文化〉ということばの性格

  〈言語文化〉が「言語・文化〉である例

  〈言語としての文化〉を意味する例

  〈言語文化〉のもつ限界

  言語文化の観点からみる日本語の一特徴

  英語における文法上の〈数〉

  日本語における数的な〈多〉 

  日本語とヨーロッパ語との名詞の違い 

  日本語の詩と押韻の問題

  押韻は詩に固有の文法

  日本語の詩に押韻が不可能な理由

  ヨーロッパ詩の押韻の歴史

  音韻体系が一つの社会制度であることの意義

 二 漢字文化圏からの離脱

  漢語による西欧文明の摂取

  〈定式〉がイギリス流の〈常識〉に変わる? 

  〈当用漢字〉にみられる漢字の機能瀧の破壊

  漢字文化圏からなぜはなれるか

  日本における漢字の特殊な便用

  日本と朝鮮とは漢字をちがったかたちでうけいれた

  日本の漢文・漢詩

  漢字文化圏の直属圏と自治圏

  日本は漢字日本語との直接的連合に成功した 

  外国語語彙の借用と翻訳との距離

  漢字を契機とするピリセミーとホモニミー

  シナ語語彙体系が漢字を通して日本語にはいった

  漢語が無色中立である理由

  漢字文化圏離脱の下地はそのはじめにあった

  漢字とからむ国語間題の悩み

 三 民俗語彙のゆくえ

  言語の歴史をとりあつかう方法

  言語学と立場を異にする民俗学の方法

  民俗語彙とはなにか

  方言と民俗語彙の違いは

  地域社会の生活用

  生産様式の変遷にともなう民俗語彙の消長

  農事に関する語彙の変遷

  狩猟語彙山ことば

  漁業に関することばも変わった

  労働様式の変化と信仰儀礼の低下

  衣食住に関する民俗語

  その他の特殊な語彙

  民俗語彙のだどる道

  期待したい民俗学と言語学の共同作業

 四 不死鳥の日本語

  日本語列島には日本語が連綿と生きてきた  

  日本語の生命と漢語の勢力

  言語そのものとものそのものの世界は別である

  ここにみることぱの生命の諸相

  ことばのうえの警戒色と保護色

  ものがなくなればことばもなくなる

  日本語は不死鳥である

  開音節原理をくずす方向とそれをはばむ伝統のちから

  〈はねる音〉の正体はなにか 

  〈つめる音〉は音のない音節

  古代日本語をかえたもう一つの現象〈音便

  イ音便にみる変化の傾向

  なにが日本語の歴史的統一をたもちえさせたか

  日本語は日本民族の同族感情の函数


刊行を終えて

日本語の歴史総索引

 事項

 語彙

 文献・資料

 人名

 別欄

別欄

同語線 

字音仮名づかいの一斑

岐阜の由来 

ジョイスの実験小説

文法的にみたラテン語

田の神信仰にまつわる語

俗語彙をおしのける漢語

イロリをめぐる民俗語彙 


月報

日本語のうらおもて 坂田雪子?

編集を終えて 亀井孝


執筆者

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2007-03-25

日本語の歴史6新しい国語への歩み』平凡社  『日本語の歴史6新しい国語への歩み』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク -  『日本語の歴史6新しい国語への歩み』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など  『日本語の歴史6新しい国語への歩み』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

亀井孝大藤時彦山田俊雄

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第一章 江戸から東京へ

  一 歴史の舞台に東京の幕開く

 明治維新の意味するもの

 〈化政度〉文化の庶民性

 江戸の住人と関八州?からの人口流入

 鎖国日本の扉を叩くもの

 世界に開いた日本の扉

 朝・幕二つの政府の出現

 条約に表現された日本の地位 

 江戸改め東京の誕生

 居留地?外人の果たした役割

 明治新政府の近代化と外国人

 江戸の蓄積で栄える東京

  二 性格のちがう江戸語東京語

 江戸から東京へ、この改称の意味 

 《当世書生気質》に展開される書生ことば?

 日本語の歴史のうえの新しい経験

 文化史的に注目される新しい漢語

 明治に日本語は〈国家のことば〉となった

 新しい国語づくり

 江戸語ということばの意義

 江戸語および東京語の中身はなにか 

 江戸における〈本手〉と〈やつし〉

 いわゆる〈江戸なまり〉と〈本江戸?

 江戸の上流家庭の女性のことば

 「です」にあらわれる江戸語東京語の推移

 文献にうかがう江戸語の輪郭

 江戸語の性格・その東京語へのつながり

 江戸語から東京語への展開の課題

 西部日本方言に対する東部日本方言

 「ぢゃ」と「だ」との対立

 「なかった」の「なんだ」に対する優位

 東部方言に対する東京語の選択

 江戸文学も新しい言語様式創造にはほど遠い 

  三 新しい文章への道はけわしい

 日本の漢文シナ語ではない

 荻生徂徠の〈古文辞学?派〉の功績

 漢文訓読?に対する徂徠の批判

 伊藤仁斎に対抗してうちだされた徂徠の立場

 徂徠の意図した修辞

 古文辞学派のなかの文人?意識

 文人意識はなぜうまれたか

 国学者?擬古文

 国学者の書いた口語文

 小説の分野における俗語の登場

 語彙に探る文人趣味の流行

 漢文訓読の様式も変わる

 明治時代の漢文訓読体?の占めた位置 

 福沢諭吉文章

 言文一致はどうはじまったか 

 言文一致への本格的な動きは鹿鳴館時代

 二葉亭四迷山田美妙

 森鴎外の《舞姫?》の美文調?の意義  

 最後の江戸=漢文的思考の世界


第二章 西欧文明の波をかぶった日本語

  一 オランダが伝えだ西欧文明の第二波

 江戸から明治へ・日本語外国語との交渉

 ギリシタン?最後の布教師シドッチ?

 新井白石シドッチを尋問

  二 オランダ語日本語との関係

 江戸時代における日本とオランダとの関係

 オランダ語と蘭通詞?

 オランダ医学の習得とオランダ語  

 話すオランダ語から読むナランダ語へ

 さかんになったオランダ語翻訳

 オランダによる西洋文明第二波の特色

 オランダ語日本語への影響力

 外来語になぜオランダ語が少ないか

 学術蘭書を翻訳するさいの三法

 いわゆる「義訳」にはらわれた苦心

 西欧語を漢字と結びつけたことの意義

 役にたった漢文訓読の経験

  三 新洋学の台頭

 英語ロシア語との接触

 新洋学に役立った蘭語?の基礎

 新洋学の水準は低かった

 新洋学における長崎の位置

 江戸に実を結ぶ新洋学

 新洋学は原書?を読むことから始まる

 新洋学は英語を中心に進む

  四 英語日本語に及ぼした影響

 ピジン・イングリッシュ?の登場 

 車屋英語?の伝える発音の正確さ

 正式な発音の採用はかなりおそい

 外国語音は日本語音韻に影響しなかった

 さかんになった単語書・綴字書の出版

 外国語日本語に及ぼした別の影響

 逐語訳?の歴史をたどる

 中浜万次郎逐語訳

 逐語訳は幕府によって権威づけられた

 日本語の深部にとどいた別の影響

 しかし最大の影響は目だたないところに

  五 言文一致の開花

 ヨーロッバ文学の紹介はじまる

 開国前後、来日外人のあげた業績

 文学作品の翻訳ようやく軌道へ

 ヨーロッパ文学の翻訳に役だつ漢文訓読体

 初期の文学翻訳は翻案に近かった

 言文一致の運動の背景にあるもの

 話すとおりに書くのが言文一致

 二葉亭四迷の登場による言文一致の開花

 四迷?がとりいれた円朝落語のスタイル

 言文一致の問題点は待遇表現の処理

 言文一致の成功をもたらしたもの

 言文一致の運動が文字改革と結びつく

 軌道にのる日本語のローマ字表記?

 ヨーロッパの表記法がもたらしたその他の影響

第三章 新しい国語の意識とその教育

  一 国語への意識の目ざめ

 新しくうまれた国語という理念

 国語日本語とは異なる概念

 ただし国語は慣用として日本語を意味する

 明治の人たちにみる用語例

 国語は教育の対象としてとらえられる

 国語とせりあうほかの言い方もあった

 日本語国語という表現を与えうる地盤

 日清戦争?国語の意識形成にあずかる

 漢語に対するものとしての国語

 江戸時代に漢文の占めていた位置

 明治の文語は江戸時代の漢文の延長

 学校教育に占める古典の意義

 明治の漢文教育

 漢文教育の終焉

 明治の意識における国語

  二 学制の目ざした国語教育

 国語教育への胎動

 学制のねらった小学校の国語教育

 綴字?単語・会話の教科内容

 読本の教科書の二傾向

 一つは道徳の教材を兼ねる

 一つは外国の教科書翻訳

 ここにみられる教化主義と開明主義

 民間編集の読本が輩出する

 そのほかの読本

 教科書における種々の試み

  三 標準語への志向と小学読本の変遷

 最初の国語教育の主眼は〈会話〉科

 教科書は〈談話体〉からみ〈文語体〉へ

 ふたたび〈談語体〉主流に

 俗語における共通性と規範性の背反

 標準語教育実践への第一歩

 デアリマス?の盛行と文語調の混入

 「ダ」と「デス」を採った《幼学読本》 

 仮名つかいと仮名字体統一

 国定小学読本の登場

 歴史的仮名づかい?への復帰

  四 明治の文語の占める位置

 文章様式にみる明治の個性は何か

 明治初期の中学校では国語漢文であった

 明治の文章様式を創造する悩み

 漢文中心の中学校教育の一例

 和文教科書文章を書くためのもの

 国文の名を冠した教科書の登場

 国文から国文学へ

 落合直文教科書の意義

 国文読本からふたたび国語読本へ

 作文教育の領域


第四章 語彙の世界に明治を探る

  一 語彙のうえに明治維新はあったか

 時代につれる語彙の流動

 とらえがたい語彙の全貌

 顕微鏡ということばの教えるところ

 語彙の分野における明治維新の意味

 維新当時の太政官布告?

 江戸時代の文体の継承

 維新までの漢語の位置

 漢語・固有語?の限界の意識はない 

  二 欧化の背後にある漢語の流行

 明治の初期に氾濫した漢語の様相

 どんな漢語が使われていたか

 ヘボンがひろった口語のなかの漢語

 漢語流行の背景にあるその有用性

 外国の固有名に漢語の衣をきせる

 「石鹸」がのこり、「シャポン」が消える

 訳語に脈打つ漢語の造語力

 明治の翻訳語も漢語

  三 舶来ことばのたどる適

 外来語を日本人はどうみていたか

 明治中期には漢語の流行も自然な落着きへ

 外来語受け入れの三つの様式

 外来語の個別的な境涯差

 オランダ語出自の「フラフ」から「旗」へ

 流行語について

 漢字との結合の弱い語

 外来語漢字表記と混種語の登場


第五章 方言の消長、

  一 明治の〈国語〉づくりと標準語

 明治政府の国家統一は言語の統一から

 「国語」ということば

 国語国字問題の登場

 言文一致標準語の理念

 標準語はどう普及したか

 国語教育のなかの標準語

 ことばにおける東京中心主義

  二 方言撲滅運動への推移

 方言が悪いことばとされる

 方言コンプレックスということ

 新しい社会的分裂

 沖縄の標準語教育

 標準語教育は言語の単色化

 抽象的概念をあらわす語 

 標準語を話す経験

  三 共通語時代の到来と方言の運命

 標準語時代から共通語の時代へ

 「共通語」という名をめぐって

 地域共通語?の考え

 方言の存在を認める共通語の立場

 標準語は存在するか

 共通語時代の背景

 東京共通語の勢い

 方言の消えゆく道

 方言らしからぬ方言

 方言は生きのこるだけでなくうまれもする

 そもそも方言とは

 日本語の豊かさ

月報

俗語彙ということば 大藤時彦

日本語のなかの朝鮮語 金思燁

編集部から(書評再録)


執筆者


日本語の歴史〈6〉新しい国語への歩み (平凡社ライブラリー)

日本語の歴史〈6〉新しい国語への歩み (平凡社ライブラリー)

解説は安田敏朗

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2007-03-24『日本語の歴史5近代語の流れ』平凡社

日本語の歴史5近代語の流れ』平凡社 『日本語の歴史5近代語の流れ』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク - 『日本語の歴史5近代語の流れ』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など 『日本語の歴史5近代語の流れ』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

亀井孝大藤時彦山田俊雄

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ASIN:B000J981YE

ASIN:4582403050

第一章  近代への羽ばたき

  一 口語への視野

 口語は流動してやまないということの意味するところ

 研究の立場における口語文語の関係

 カ行四段活用動詞音便形にある例外 

 そこには他方言からの借用があるか

 文献にみる「イテ」と「行って」の関係 

 口語の流動にみる体系の組み替え 

 ここになまなましい口語の例がある

 口語にもまた層がある

 口語における新旧の交代

 口語における規範の意識の芽ばえ

  二〈ざうたん〉様式

 イエズス会?の天草版?平家物語

 天草版平家物語》の資料的価値

 〈ざうたんのてには〉による新しい様式

 ハビヤン?が用いたテクストの問題  

 〈ざうたんのてには〉による改変 

 様式の統一をくずさない苦心

 表現の選択にみせたハビヤンの配慮 

 少数の例を例外的な〈かたこと〉とみうるか

 様式と規範とのかかわりあい

 天草版平家?にみられる「こそ」の係り結びのみだれ

 「ござる」にあらわれる敬語表現

 「ござる」対「おりやる」と「おぢゃる」

 「まらする」というととばのたどった道

 「まらする」は「まゐらする」の省略形

 時代に先行したハビヤンの立場

  三 伝統にもたれかかる規範のゆらぎ

 規範とはなにか

 キリシタン版が教えるハ行音の音価 

 日本語におけるp音の位置

 室町時代、P音はさかんに用いられた

 《古今集》の歌にp音が伝えられる

 P音の推移をたどる方法

 ハ行音におけるfからhへの推移

 室町時代の笑話にみる四つ仮名の混同

 〈四つ仮名〉の混同とはどういうことか 

 小牛(コウジ)と小路(コウヂ)とは同音になりえた 

 ジとヂの音価のことは別の問題に属する 

 キリシタン版にも四つ仮名の不統一がある

 四つ仮名の混同の根はふかい

 方言にはタ行音とサ行音の混乱もあった

 四つ仮名の混同の背景にある長い歴史  

 〈開合〉の面にも混乱があらわれる

 開合の混同があらわれる古い例

 動詞活用にみる規範の動揺

 二段活用の一段化ということ  


第二章  上方語?江戸語

  一 対立する二つの方言

 東西二方言の対立

 京都のもつ商業的な性格

 大阪が〈天下の台所?〉となる

 江戸は最大の消費都市

  二 江戸時代における標準語の対立

 日本語の歴史にあらわれた大事件 

 上方方言?と江戸方言?のちがいとは

 両方言のもっと大きなちがい

 アクセントのちがいの深刻さ 

 アクセントのちがいの意味

 アクセントのちがいはどこからでたか 

  三 京都アクセントの変遷をたどる

 アクセントの現象は早くから注倡された 

 アクセント史の資料はいつからあるか 

 平安時代?アクセント

 鎌倉時代アクセント

 室町時代アクセント

 室町時代アクセント鎌倉時代との差 

 江戸時代のアクセント

 平家琵琶の伝えるアクセント

 京都アクセントの変遷の動向

  四 関東・関西、二つのアクセントの関係

 関東方言はどのように関西方言から分かれたか  

 アクセントが注目される理由

 関東・関西両アクセントの中間体がみつかった  

 関東アクセント?は関西アクセント?からでた

 その分離の時代はいつか

 飛鳥・奈良時代より古くはない

 平安時代の初期に想定する考え方  

 関西式から関東式に移ったことの意味

 こういう現象はアクセントの退化ではない

  五 上方語江戸語の世界

 上方語?江戸語との時代的なずれ

 上方語江戸語をつちかった土壌

 上方語による言語作品

 江戸語の世界を探る

 六方詞?による作品

 江戸語の宝庫は《浮世風呂


第三章 社会のひろがりとことば

  一 ことばに寄せる庶民の知恵

 文芸における俗語の登場

 雅語とロ語の使い分けは言文二途に通じる

 短詩型文学としての俳諧

 俳諧にみられる用語の日常性

 文芸にあらわれる日常的視角

 旧文芸の否定から出発した俳諧

 文芸に登場する世話(つまり諺)

 諺にみる時代的な消長

 諺が定着してゆく過程

 諺が世話でありえた理由

  二 限られた社会の特殊なことば

 八丈島?にある正月祝ことば

 忌詞の発生は古い

 山ことばも一種の忌詞である

 山ことばに類する沖ことば?の例

 特定社会のことばが一般にひろがった例

 女房詞の発生はいつごろか

 女のことばに「お」の字をつける風習

 女房詞が普通語になった例

  三 農山漁村への漢語の浸透

 コビタことばとはなにか

 当世のことばと古いことば

 漢語の地方へのひろがりを探る

 農村に漢語を伝えたもの

 農村で漢語の意味が変わった例

 地方によっても漢語の意味はちがった

 謎字や宛て字も珍しくない

 もともと漢語の日本化はあった

 その来歴は今後の研究課題


第四章 近世文学にみる発想法の展開

  一 文芸に俗語を登場させた俳諧

 現実肯定の新しい文学様式

 俳言?の詩としての俳諧

 戯笑の文学が登場する背景

 連歌から俳諧の道を開いた松永貞徳

 談林?の風俗詩がうまれる

 談林と貞門?との論戦

 談林俳諧化と寓言

 新しい境地としての客観的立場

 俗の詩性の発見

 「松の事は松に習へ」

 「俗談平話?を正す」

  二 近世演劇の言語的性格を探る

 近世の精神は演劇にも反映する

 古浄瑠璃?には文学性がない

 金平浄瑠璃?の誕生

 浄瑠璃を飛躍させた濡れ場の発達

  三 新しい文章様式としての新説話文体

 浮世草子に先行する仮名草子の時代

 談話調の文学・昔語り

 談話調の文学・百物語?

 舌耕?-軍談?・講釈?などの類い

 舌耕?-落咄?といわれるもの

 口頭話の調がもつ六つの特色

 西鶴・《好色一代男》の出現 

 西鶴文章にある俳諧的技法

 《好色一代男》の文章の基礎は俗文

  西鶴の描写にみる具象的表現  

 散文家としての西鶴の面目

 西鶴は日本の文学ではじめて醜悪を描いた

  四 俳文の完成を芭蕉にみる

 新しい散文詩があらわれる

 俳文のきざし

 俳文についての蕉門?の考え方

 俳諧的詩性をそなえた美文

 近世の後半への橋わたし


第五章 江戸時代の出版と教育

  一 出版の前史となった経典?の印刷

 出版を可能にした基礎的条件

 日本における出版の歴史

 鎌倉時代経典印刷史に一時期を画す

 〈南都版?〉にかわる〈五山版?〉の登場

 中世末期の出版にみる新しい傾向

  二 画期的な展開をみせる近世の出版

 日本の出版に革命をもたらした二つの技術  

 江戸時代の出版の多彩さ

 家刻本?の開板にまつわるエピソード

 中世における刊経の頒布方法 

 本屋の名が刊記にあらわれてくる

 いわゆる〈町版?〉の種類と点数

 書物の価格は安くはなかった

  三 国語辞書としての《節用集》の周辺

 近世の言語生活にかかわる字書?の位置 

 平安末期の《色葉字類抄》の意義

 漢和字書?国語辞書との二系列

 近世初頭では漢字字書の利用が多い

 字書字体が行・草体をもつ理由

 日常語としての漢語の増加が字書にも反映

 《片言》の辞書としての位置 

  四 寺子屋?とその教科書

 町人を背景に普及した寺子屋

 寺子屋の起源を探る

 幕府がとった寺子屋の保護政策

 〈手習い?〉が寺子屋教育の主眼

 書簡文範としての〈往来物〉の歴史 

 幕府の政策は教科書にも反映 

 しかもなお文盲者は多かった


第六章 言語の学問としての国学

  一 国学の前史ともいうべき時代

 古代憧憬にもとづく中世の古典研究

 中世における古典語研究の諸相

 〈国学〉への転換が芽ばえる

 契沖の学問の新しい性格

  二 契沖から賀茂真淵へ―その国語学的業績

 国学における契沖の画期的位置

 契沖と百人一首?との結びつき 

 契沖の学問と宗教との関係

 本居宣長契沖評価

 国語学における契沖の業績

 古典語の学としての国語学

 国語の基準が百人一首に求められた

 賀茂真淵における国学の基盤

 真淵?の思想にうかがえる自然観

 真淵の言語研究の実績

 《語意考》にみる真淵国語研究  

  三 本居宣長とその後継者

 《古事記》ととりくんだ本居宣長

 宣長国学における文芸的基盤

 《古事記伝》のはたした役割

 宣長における〈心〉と〈ことば〉と〈事〉

 〈事〉の尊重が宣長の真髄

 古学の階梯として考えられた宣長国語研究

 宣長国語研究はどう行われたか

 宣長における国語研究の意識

 語学の学問としての国学の終焉

 その後の国語学の流れ

別欄

日本人イルマン,ハビャン 

《閑吟集》 

半濁音を鳥獣の音とする説 

音曲玉淵集》について

蜆縮凉鼓集》 

江戸と大阪との《職人歌合》 

関東・関西両方言アクセント対照表

類別語彙表 

現在諸方言アクセント対応表(一) 

《字鏡》にみる声点

京都アクセントの時代的変遷

現在諸方言アクセント対応表(二) 

関西アクセントから関東アクセントへの変化

講釈落語

《毛吹草》

正月ことば〈イネツミ〉

〈ネズミ〉ということば 

斎宮の忌詞 

農村に多い仏教の諺 

農村用語になった漢語

幽斎とその周辺の人びと 

貞門談林 

打越(去嫌)

《毛吹草》にみる諸国の物産 

古典の四書〉

江戸時代の〈書籍目録〉

どんな仮名書があったか

いろは引きの《節用集》 

方言辞書物類称呼

《庭訓往来》

道徳教育書《実語教》

三つの手習い教科書 

漢字の知識と遊び 

真淵の説く用言活用 

国学の四大人 

字音仮字用格》の〈おを所属弁〉 

月報

とぼとぼと 亀井孝

かな文書 森末義彰?

執筆者


解説は岡島昭浩。

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2007-03-23『日本語の歴史4移りゆく古代語』平凡社

日本語の歴史4移りゆく古代語』平凡社 『日本語の歴史4移りゆく古代語』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク - 『日本語の歴史4移りゆく古代語』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など 『日本語の歴史4移りゆく古代語』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

亀井孝大藤時彦山田俊雄

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第一章 古代語?の残照

  一 上代特殊仮名づかいの崩壊

 なお消えぬ古代語の残照

 万葉仮名が物語る二類の分用 

 古代日本語?にみられる母音交替

 〈上代特殊仮名づかい〉という呼び方 

 二類の仮名づかいの混同

 なぜ混同を生じるようになったか 

 音節結合?の法則がくずれる過程

 結合法則を崩壊させた別の要因

 混同はどういう方向をとったか

 二類の崩壊をもたらした基層の変化

 方言にみる二類の分用の混乱 

 八母音体系から五母音体系へ

  二 音便の発生

 文献に登場する〈音便〉 

 〈音便〉の完成は平安時代?の中期ごろ 

 平安中期以降の文献にみる特殊な例

 音韻史から音便を眺める 

 音便をうんだ音声的条件 

 はね音便つめ音便の発達

 はね音便をうんだ漢字音(促音) 《「つめ音便をうんだ漢字音(促音)」の誤りであろう》

 つめ音便をうんだ漢字音(撥音) 《「はね音便をうんだ漢字音(撥音)」の誤りであろう》

 音便文法にも影響する   

 音便による非母音音節?形成の意義 

  三 音韻を変えた基層の変化

 奈良から山背《やましろ》へ基底方言?の変化

 平安初期百年のことばの空白 

 非連続的なことばの交替

 山背方言の基層にある漢字音の影響

 〈基層説〉は実証困難のケースが多い

 帰化人?の二重言語性と漢字音の影響

 帰化人基層説が唯一の仮説ではない


第二章 五十音図いろは歌の文化

  一 五十音図の成立を探る

 〈いろはかるた〉の位置

 生活にしみこんだいろは歌

 五十音図が占めてきた位置

 日本最古の五十音図

 《孔雀経音義?》の音図とハ行転呼音

 原音図の成立年代とその作者 

 音図作製の動機ばなにか

  二 あめつちたゐにの歌

 〈あめつち〉の歌が登場する 

 最後の十六字の意味について 

 〈あめつち〉は五十音図の組み替え

 〈あめつち〉はなんのためにつくられたか 

 五十音図と〈あめつち〉との相違点

 〈あめつち〉とアクセントとのかかわり

 〈あめつち〉が発音されたアクセント 

 〈あめりち〉が改訂される必然性 

 〈たゐに?〉の位置をどこにおくべきか 

  三 いろは歌はなぜつくられたか

 〈いろは〉歌の成立

 〈いろは〉と〈たゐに〉との先後関係 

 現伝する最古の〈いろは〉

 日本語アクセント理解の作用

 わりに理想に近い高低の配置

 語の意味をはなれた七字区切り

  四 五十音図いろは歌のになった役割

 五十音図における清濁の対立 

 濁音音節のアクセントについて

 濁音音節の四行がつくられた理由 

 五十音図の用いられた世界

 悉曇学者、明覚の役割

 五十音図歌学の世界

 〈いろは〉歌の用いられていた場 

 なぜ〈いろは〉歌の「す」は濁音に読むか

 〈いろは順〉の辞書が登場する

 仮名づかい五十音図・〈いろは〉歌

第三章 古典語の周辺

  一 中世歌学?に芽ばえる古典意識

 中世は古代憧憬の時代

 古典書写にのこる定家?の業績 

 中世における古典意識とはなにか 

 中世和歌の古典は《古今集》 

 中世の歌道にあらわれる復古と新風

 〈本歌取り?〉の手法が流行する

 〈本歌取り〉は古代憧憬の産物

 〈本歌取り〉のうえに成立する新古今の歌風

 微妙にゆれる《古今集》の評価  

 和歌が物語に対して占める優位

  二 言語の面からみた連歌

 連歌はその発想法に特色をもつ

 連歌には用語の自由があった

 連歌のもつ言語遊戯としての性格 

 付合が連歌の世界を飛躍させた

 語感が問題となる素地

 連歌古典の素養を基礎とした

 〈水無瀬三吟?〉があらわす連歌の世界 

 俳譜の連歌はもっとも言語遊戯的な連歌

 形式的な遊びにした要素〈賦物〉

  三 散文の世界に照明をあてる

 平安時代言文一致の時代

  言文二途に開ける

 《徒然草》にあらわれる古典意識 

  兼好のみせる古代憧憬

 兼好は《平家物語》をどうみたか  

 《徒然草》と《枕草子》との関係

  《徒然草》の文章は一様でない

 素材・内容と文章スタイルとの関連

 《平家物語》の散文にある韻律性 

 拍群にとらえる散文・韻文の移行 

 〈語り〉の本質はどこにあるか

 《平家物語》の文章スタイルも一つではない

第四章 新しい口語の世界

  一 下積みの口語

 時のまにまに推移し流動する口語 

  新しい景観をひらく口語の世界

 〈係り結び〉の法則とはなにか

 〈係り結び〉の法則崩壊

 口語は無色な表現の確立にすすむ

 終止形の廃滅がもたらした影響

 連体どめが価値を失う事情

 日本語にあらわれる屈折語的様相 

 二段活用の一段化?が意味するもの 

 〈こそ〉の係り結びの退化

 〈こそ―已然形〉の運命

 〈係り結び〉の崩壊は一つの文法の廃滅

 表現の世界に口語が露出する 

  二 学問の場に登場する口語

 《愚管抄》は歴史哲学の書

 慈円はなぜそこに口語を用いたか 

 〈法語?〉にも和文がみられた 

 〈抄物〉が登場する時代相

  中世初期の〈抄物〉の例

 〈抄物〉の流行は応仁の乱?前後

 〈抄物〉の口語的性格

  三 《御伽草子》にとらえる時代の口語

 《御伽草子》が登場してくる背景 

 お伽話の原型がそこにあった 

 御伽とは読んで聞かせる意味 

 《御伽草子》に俗語の露呈をみうるか 

 言語資料として《御伽草子》のもつ価値

 どこまでが江戸時代の混入かは問題

 ざんそう(讒奏)

 ねうばう(女房)

 ゐねうかつがう(囲繞渇仰)

 せうし(笑止)

 じんぶつ(人物)

 たがやす(耕)

 かつぐ

 そこに時代の口語がどれだけあるか

 稀有の例といえる〈猿源氏?〉の呼び声

 口話の生きた表現を他に求めるなら 

  四 狂言に使われた口語の時代相

 狂言〈末広がり?〉が成立する基盤 

 京の町に聞かれたさまざまな物売りの声

 狂言は《御伽草子》に対する世話物

 「ござる」体が狂言を連想させる

 狂言台本?は時代によってちがう

 台本がことばの定着する過程を示す

 舞台語としての定着

 生き生きとした口語

 狂言は社会生活に密着していた

 狂言にみる虚構と人間性

 狂言はどこまで口語を反映しているか 

  五 方言の源流をたどる

 方言は古代にもあった

 現代方言の源流はどこまでたどれるか

 ダとジヤにみる東西東西方言の対立  

 中世の中央語シェ・ジェが方言にのこる

 〈四つ仮名〉が〈二つ仮名?〉と〈一つ仮名?〉に 

 中世の両唇摩擦音?[F]を伝える地方

 二段活用の一段化にとりのこされたもの

 室町時代にはじまる〈京へ筑紫に坂東さ?

 中世のととばは多く九州方言にのこる

 九州方言にのこっていない中世語

 形容詞の語尾がカとなる例

 九州語彙と中世語との比較

 琉球方言のおかれた位置

 琉球方言九州方言とは似ている 

 琉球方言九州方言の基層語?

 日本語琉球語との分岐の時期

第五章 外国人の日本語

  一 ポルトガル人?の日本発見と伝道

 東洋の夢の国ジパング?

 コロンブス?《東方見聞録?》を読む

 ポルトガルの東洋進出

 〈銀の島〉日本の発見

 スペインとポルトガルとの新世界発見競争 

 イエズス会士?フランシスコの登場 

 キリシタン?・バテレン?・イルマン? 

 宣教師の日本語の知識

 聴罪師の知るべきことば

 説教師の知っていたことば

 宣教師はどの程度に日本語が書けたか 

  ニ イエズス会士日本語研究

 フランシスコ?のみた日本の漢字

 フランシスコの一つの着眼

 教会用語を大日からデウスヘ 

 ガゴ、教会用語を決定す

 平仮名でしるされた〈くるすのもん?〉 

 有名な大道寺創建許可状?

 外国人が書いた漢字仮名の筆跡

 日本語研究のみちを開いたルイス・フロイス

 フロイス日本語をどうみたか

 巡察使伴天連ヴァリニャノ?の来朝 

 印刷機械を日本にもちこむ

 ヴァリニャノの三回目の来朝 

  三 キリシタン版の文典?辞書教科書

 ラテン文典?から日本文典をつくる 

 日本語に十品詞をたてる

 ロドリゲスの《大文典》と《小文典

 日本語辞書ラテン語辞書を手本にした

 ロドリゲスは《日葡辞書》の編集を主宰していない 

 漢字字書としての《落葉集》 

 のちに追補された《小玉篇?》しょうごくへん

 日本語教科書

 教科書にみられる編集方針

 とくに日本人のために編集されたもの 

 日本語研究にあらわれた規範性の問題 

 キリシタン資料をどう扱うか 

  四 朝鮮・シナにおける日本語の研究

 朝鮮の日本語通訳の養成 

 諺文創造に関係した申叔舟?

 申叔舟と秀吉?の朝鮮出兵

 捕虜として日本に渡った康遇聖?

 《捷解新語》にあらわれた日本語の特色

 シナにとって日本は島国の夷狄

 倭寇?対策としではじまった明の日本研究


別欄

有坂秀世母音交替の法則

音便の種類 

母音音節の三つの特性 

促音節と撥音節 

犬も歩けば棒にあたる 

反切漢字音の表示方法 

音義について 

韻紐図と《韻鏡》

四声から出たアクセント

中世歌学の系譜

六百番歌合と千五百番歌合

《詠歌大概》という歌論書

西行と実朝の位置

中世の古典研究

《菟玖波集》にみる漢語使用の連歌 

難波の芦は伊勢の浜荻

連歌の長・宗祗

賦物という約束

軍記物語としての《平家物語》の位置 

膠着語 

五山文学 

御伽草子》二十三編 

奈良絵本の起こり 

狂言の台本

琉球方言のひろがり 

《おもろそうし》

琉球方言のもつ特色 

シャヴィエルの署名 

吉利支丹と切支丹 

日葡辞書

《海東諸国記》


月報

秀句」の伝統 林屋辰三郎?

キリシタン時代の日本人はどのように外国語を習ったか アルカディオ・シュワーデ

ゴア瞥見 土井忠生



日本語の歴史〈4〉移りゆく古代語 (平凡社ライブラリー)

日本語の歴史〈4〉移りゆく古代語 (平凡社ライブラリー)

解説は米井力也氏。

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2007-03-22『日本語の歴史3言語芸術の花ひらく』

日本語の歴史3言語芸術の花ひらく』平凡社  『日本語の歴史3言語芸術の花ひらく』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク -  『日本語の歴史3言語芸術の花ひらく』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など  『日本語の歴史3言語芸術の花ひらく』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

亀井孝大藤時彦山田俊雄

ASIN:B000J981YO

ISBN:4582403034

第一章 口頭言語から書記言語への定着

 一 平城京から平安京へ

  平城京はなぜ廃せられたか

  いわゆる〈国風暗黒〉の時代 

  山城への遷都と帰化人の勢力 

  長岡京の短い運命

  平安京の建設

  ここにも日本語の歴史の謎がある 

  帰化人の二重言語併用

 二 口頭言語と書記言語

  口頭言語を跡づける困難

  伝承のことばに口頭語はのこっているか

  口頭語のあやとしての〈枕詞〉

  枕詞はどのように定着したか

  もう一つの口頭の技術〈諺〉 

  語り方のスタイル

  文字に定着するまでの動揺

  口頭語がそのまま書記言語になったか. 

  文献が伝える会話文は口頭語か

  帰化人が使っていた外国語 

  シナ語をとりいれた例

  外来語の姿をとどめる日常語 

  文献のことばはむしろ書記言語的である

 三 出土の木簡に探る書記生活

  新しい資料の発見

  平城京趾の調査と発掘

  木簡が発見された状況

  木簡は何に使われたか

  付札(荷札)の役割をもっていた木簡

  木簡は文書としても使われていた 

  木簡に落書をされた文字

  戯れ書にみる当時の文章

  埋もれた古代都市復原への期待

 四 桓武朝にはじまる文章道の振興

  〈国風暗黒〉の時代は唐風文化全盛の時代

  大学教育の振興

  学問の中心にあった菅江二家

  あいつぐ勅撰詩集の編纂

  漢語の優越を物語る史実

  ここにも漢詩尊重の例がある


第二章 和文の成立とその展開

 一 和風の文章の前史をみる

  日本における文章の成立にかかわる謎 

  文体とはなにをさすか

  散文がすべて漢文であった時代

  なにが日本語文章であるか 

  日本語を用いた文体の成立

  《古事記》の文章がおかれる位置 

 二 和文の歴史における紀貫之の位置

  祝詞の文章にある口語的性格 

  宣命は祝詞より文章的である

  正倉院仮名文書の臨界的な文章 

  《古今和歌集仮名序の文章の位置

  漢文訓読からうまれた文章

  《土佐日記》は変体漢文を下敷をにしたか 

  「あひだ」と「ほど」との使い分け

  《土佐日記》と〈仮名序〉とのちがい--

 三 物語様式を確立した「けり」止めの文章

  和文によるフィクション《竹取物語》の登場

  《竹取物語》の「けり」止めの文

  竹取翁の伝説から《竹取物語》の構成まで

  歌物語としてみた 《伊勢物語》の文章

  歌物語の地の文の来歴を探る 

  和歌の詞書と歌物語の文章との比較

  《伊勢物語》における「けり」の役割 

  文章における「けり」と「き」との対比  

 四 《枕草子》と《源氏物語》の登場

  意識と文章とのかかわりを探る循環論 

  散文の時代的な類型はまだなかった

  《枕草子》の成立をどのようにみるか 

  《枕草子》の文章が簡潔といわれる理由

  《枕草子》にある長い文章と短い文章

  《枕草子》の文章の本領

  《源氏物語》に最初の文体の確立をみうるか


第三章 表記体の成立をみる

 一 漢字日本語との接合

  〈漢字から仮名へ〉が提出する新しい清算書

  固有名詞の表記も一つではなかった

  漢字の使用がもたらした用字法・表記法の混乱  

  仮説として提出された〈表記体〉 

  文字化された言語としての文章 

  古代日本における識字者の能力

  訓の固定にみる二つの面

  表記体建設への道

  宣命書きの背景

  漢字による直接表語はどこまで可能であったか

  直接表語の範囲

  一字一音の仮名専用がもつ宿命

  漢字による直接表語の混乱

 二 仮名文学の登場

  《土佐日記》の先駆的な意味 

  漢文訓読がささえとなる

  草創期の仮名文がたどる苦渋 

  片仮名で和歌を書いた例もある

  片仮名のおかれていた位置

  《土佐日記》を書いた貫之の立場 

  奈良から平安につながる和歌の伝統

  〈古筆切れ〉が伝える和歌の表記 

  平安時代初期に用いられた漢字

  仮名を主とする文学の登場

 三 片仮名を使った文章もうまれる

  〈漢字片仮名交じり文〉があらわれた  

  日本語文章漢文解読からうまれる

  翻案としてみる〈東大寺諷誦文稿〉

  《日本霊異記》の表記体

  漢文の桎梏を離脱する方向

  〈漢字片仮名交じり文〉の水準を探る

 四 和漢混淆文への道

  《三宝絵》が教えるまめなること 

  《三宝絵》の表記体にみる和漢の混淆 

  〈説話物語〉があらわれる背景

   和漢混淆文の最初の道標

  《今昔物語集》が実現し喪文体の概念 

  文体への指向ということの意味


第四章 仮名の芸術と実用

 一 平仮名がひらく美の世界

  文字が書道につながる

  日本に入った六朝の書

  日本の書道のはじめを探る

  奈良と平安とをつなぐ空白の部分

  シナの書道史が伝える字体変遷の跡

  平仮名手習いはどう行なわれたか

  そのころの筆を遺品から探る 

  本願寺本《三十六人家集》が世に出るまで 

 二 実用の場に完成する片仮名

  仮名は清濁の表示をもたない

  清濁表示がないところに掛け詞がうまれた

  〈仮名に読みなし〉という混乱がうんだ例

  片仮名の実用性と学問性

  まず片仮名にあらわれる清濁の表示

  濁音符号が定着するまで

  片仮名は書道の世界とは無縁 

 三 言語芸術の諸相を描く

  梨壷(昭陽舎)に召された五人の歌人

  《万葉集》の古点作業がはじまる 

  王朝女性の教養の基盤

  女流仮名文学をどう評価するか 

  時代は散文成立の一歩手前 

  散文のもつ性格

  平安初期の文学がたどった道

  書記の場における文字の装飾性

  文字と絵画との協同

  絵物語の展開の筋道を探る

 四 仮名表記がとらえた新しい景観

  薄れゆく古代の音韻組織

  音韻の変化に対応する文字の変化

  ハ行転呼音があらわれる

  ハ行転呼音と表記上の問題

  仮名表記がまず音韻の変化にふれる

  仮名づかいに関する二つの仮名の立場, 

  かくて〈定家仮名づかい〉が登場する

  二つの仮名がみせる水平化の道


第五章 言語にとらえる貴族と民衆の生活感情

 一 貴族と民衆とのあいだ

  平安時代は貴族文化の時代

  識字層はそこまでひろあがったか

  消えていった〈文字の村〉の例

  鎖された貴族の世界に窓をあける

  中央の貴族と地方の豪族との身分差

  《芋粥》が物語る貴族と豪族の生活

  身分がちがうときのコミュニケーション

  貴族と民衆のあいだに直接の伝達はなかった

 二 民衆の言語生活を探る困難

  民衆の言語も異質のものではない 

  清少納言が描いた一つの例

  ややのちの時代にひろうもう一つの例 

  やはりここにも資料の制約がある 

  貴族の眼をとおして民衆の言語を探る

  紫式部が用いた「囀《さへづ》り」ということば  

  「囀り」は鳥の鳴を声に結びつくか

  《今昔物語集》にあらわれた「囀り」の例

   とくに「囀り」が外国語をさす用法 

  「囀り」は音声の抑揚や強調にかかわる  

 三 文学作品にあらわれた民衆のことば

  〈きき耳ことなる〉ことば

  清少納言がとらえた下衆のことば 

  清少納言紫式部は中産階級の出自

  紀貫之は下衆のことばをどうみたか 

  貫之が耳にした労働の歌

  生活感情のちがいが基底にあった 

  それぞれの生活感情がうむ別個の文学 

  鄙びたものを理解する心

  〈都誇り〉と〈風流〉への傾斜  

  階層の対立に言語の差異をみることへの懐疑

  紫式部がとらえた賤の男のことば 

  紫式部と民衆との距離感

 四 貴族と民衆とを結ぶ歌謡の世界

  《更級日記》が描く遊女との交情

  歌謡がはたすコミュニケーション 

  当時の社会における遊女の位置

  〈今様〉とはどんなものか

  〈今様〉にみる土と生活のにおい   

  東国の風俗歌への関心

  上層と下層とに分ける意識のあり方

  歌謡と和歌とのかかわりあい

 五 物語に探る上下のことばのちがい

  《竹取物語》にみる言語への感覚 

  《源氏物語》が置かれた位置 

  やがて《蜻蛉日記》が登場する

  〈興言利口〉といわれることの意味

  上下に共通することばの風流 

  ものをおかしくいう才能について 

  ことばがうみだす民衆の笑い


別欄

平安京の規模 

説話のスタイルの出典 

耳から入ったシナ語 

古事記》の文章の過渡期的異質性 

奈良時代の紙と木簡 

土師器にかかれた戯書

文章道で使われた教材

嵯峨朝の勅撰三詩集 

嵯峨天皇と《白氏文集》 

《古事類苑》という百科事典 

〈歌合〉にみる平安の遊び

農耕儀礼に拠った〈祈年の祭〉

言語表記にみる不整合

日本語漢字の接合の相 

古今和歌集》の仮名

土佐日記》の漢字表記の位相

藤原穏子と《大后御記》

「なにはつ」と「あさか山」の歌

鑑賞のための〈古筆切〉

仮名文学作品にみる漢字層 

説話集《日本霊異記》の価値

平安時代の公私の日記

漢字漢語から和語をつくる

辞書の起こりとその性格 

《今昔物語》の編者? 

〈テシ〉にあてた「大王」と「義之」

〈三筆〉と空海の位置 

〈三蹟〉とその書風 

〈声点〉のもつ性格

拗音撥音促音の表示 

万葉集》古点の特徴

平安時代の歌謡 

装飾紙のいろいろ 

大和絵の起こり 

国司という名の役人 

応天門の放火事件の真相

漢字で表記される魚名の例 

傀儡子という漂泊の民 

〈今様〉と《梁塵秘抄

平安時代の散佚物語


月報

木簡発掘余話 狩野久?

私の日本語学習 プ・サガラジャワ

『マイ・フェア・レディ』を見る 徳永康元


執筆者



ライブラリー版

解説:高山倫明?

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2007-03-21

日本語の歴史2文字とのめぐりあい』平凡社  『日本語の歴史2文字とのめぐりあい』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク -  『日本語の歴史2文字とのめぐりあい』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など  『日本語の歴史2文字とのめぐりあい』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

亀井孝大藤時彦山田俊雄

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ASIN:B000JB4G64

ISBN:4582403026

第一章 文字の起源

  光は西より

  第二の言語〈文字〉の発明

  絵から記号へ

  七つの古代表語文字

  最古の楔形文字の登場

  シュメルからアッカッドへ

  シュメル文字にみる表語から表音への転化 

  エジプトのヒエログリフ

  楔形文字と象形文字の併用

  古代文字の起源は一つか

  シュメルが伝えたもの

  表音文字への道

  能率・簡便と装飾的・呪術的性格 

第二章 古代シナにうまれた文字

 一 文字の登場と記録の成立

  文字の誕生をとりまく伝説

  甲骨文字が発見される

  殷王朝の歴史

  金文にみる時代の推移

  シナにおける文字変遷の跡

  甲骨文字による記録の様式

  初期の金文がもつ記録性

  金文と文献との平行する時代 

 二 文字の使用と文章展開のあと

  記録の文体の成立

  古代シナの歌謡の記録

  韻文と散文との展開

 三 流動する漢字の形と意味

  漢字を形成する原理

  「若」の字はどうしてできたか 

  「若」と「桑」とは同源の字 

  「若」はまた「如」と意味的に平行する

  意味の重加から新しい字がうまれる

  字形解釈とすべての意味は一致せず

  漢字の高度な成長の実例

 四 文字としての漢字の性格

  漢字は典型的な表語文字てある

  漢字のもつ一字一語の原理

  表語文字のもつ表音性

  漢字に表音の可能性をあたえたもの

  漢字の表音性にのこる問題

  そこに漢字音がうまれる 

  ロ語音と文語

  漢字と記録をささえた精神


第三章 ひろがりゆく漢字文化圏

 一 シナ文化の東方伝播

  アジア各地への漢字の伝播

  東にのびる〈漢字の道〉を探る

  南方〈楚国〉と漢字との接触

  記録が伝える楚の後進性

 二 漢字文化圏の成立

  東アジアの言語系統はきわめて複雑

  東アジア諸言語とシナ語との関連 

  モンゴル民族がみせる文字の遍歴 

  モンゴル遊牧民文化と文字との関係

  ツングース族の女真文字 

  みずからの文字をすてた満州族

  西夏文字をつくったタングート族

  結合文字としての西夏文字

  ロロ族やモソ族も文字をもっている

  ヴェトナムでつくられた字喃チューノム

  ヴェトナムの漢字文化圏からの離脱 

  古代朝鮮に入ったシナ文化

  朝鮮は漢字をどう受け入れたか

  民族の文字諺文〉の登場

 三 漢字日本語に定着するまで

  漢字の表音使用に成功したのはなぜか 

  二つの〈仮名〉の発展

  漢字訓読したことの意味

  漢文をどのように読み書いたか

  漢文音読の特殊な場合

  漢字音が伝来する背景

 四 揺れ動く漢字の位置

  漢字をそのまま使う段階

  漢字漢文に熟練する

  土語の表音を漢字で表わす苦肉の例

  土語のシンタックスが漢字文にあらわれる 

  接辞や助詞漢字で表記する 

  漢字訓読用法がはじまる段階

  漢字をすてて新しい文字をつくる 

  漢字の簡略化や加画でつくった字 

  形だけ漢字に装った異系の文字

  漢字と系統を異にする文字の採用 


第四章 日本語文字との接触

 一 文字文化のうまれるあとさき

  日本語に君臨する漢字

  口語に対する文字の優越性

  〈よびうしなふ〉と〈となへうしなふ〉

  伝承の定着に対する古代人の願い 

  古代の日本に文字が登場するとき

  存在しないことが非存在の証明にはならない

  神代文字説のもつ教訓

  古代の言語生活の想像図

 〈イフ〉〈カタル〉〈ノル〉という語 

 〈書く〉と〈しるす〉ということば

  書く行為と読む行為

  記録の導入と文字文化の成立 

  半島帰化人の第二波

  新しい帰化人の活躍

  百済の亡命者と帰化人の第三波

  漢字をたずさえてきた帰化人 

  〈史〉はどのように記録にたずさわったか  

  七世紀以前と推定される金石文

 三 漢字日本語にとりいれる

  漢字日本語とむすびつかない段階

  固有名詞漢字の音で写す

  いわゆる〈和習〉は古くからみられた 

  日本人と漢字との接触

  識字層のひろがりを探る

  史書の編纂に先行したもの

  史書の編纂と識字階級のひろがり 


第五章 漢字の投影にとらえた日本語の景観

 一 漢字を使って日本語文章を書く

  日本語の新しい景観を探る

  漢字日本語をうつしとる最初の工夫 

  一字一音の万葉仮名があらわれる 

  太安万侶は《古事記》をどのように書いたか  

  《古事記》は読めたかどうかの問題

  一字一音の仮名文はまだ成立しない

 〈宣命書〉というスタイル

  助詞の発見が物語るもの

  文章を書くには〈文範〉が必要

 二 日本語に入ってきた漢語の位置

  漢語日本語にもった優位

  日本語のことばに漢字が定着する関係  

  漢語の入り方は一筋道ではない

  助詞助動詞にも漢字の表音が用いられた 

  語彙のうえに漢語の星座を探る

  漢語字音が訓になる例

  《万葉集》の歌にあらわれる漢語 

  漢語が新しい世界像をもたらす

  日本語漢語語彙組織のちがい 

  日本語の造語力の問題

 三 万葉仮名から探る古代の日本語

  はじめに一つの問いを提出する

  〈イズモ〉を〈出雲〉と書くことの謎   

  地名の書き方にある古い伝統 

  日本における漢字利用は案外に古い

  呉音と漢音とのもつ歴史的背景

  日本に入ったもっとも古い漢字音 

  《古事記》の歌謡に使われた万葉仮名 

  本居宣長の提出した問題

  石塚竜麿の業績

  橋本進吉と〈特殊仮名づかい

  〈特殊仮名づかい〉の音韻史上にもつ意義

  《日本書紀》と《万葉集》における万葉仮名

  《古事記》の万葉仮名

  《古事記》の歌謡の伝来

  はじめて開花する〈文字芸術〉


第六章 漢字から仮名

 一 万葉仮名が登錫するまでの道筋

  日本は〈漢字文化圏〉の実験室

  古代の冒険がそこにある

  漢字問題の根は遠くここに生じる 

  漢字の規範はなにによるか

  文字はもともと筆写体からはじまる 

  漢字の筆写にともなう字体の動揺 

  字体の洗練ははじめ規範ではなかった 

  万葉仮名の前史ともいうべを時代 

  奈良時代の文献の性格

  漢文訓読万葉仮名とのかかわりあい 

  字体改変の第一の方向

  字体改変の第二の方向

  字体改変の図式化を試みる

  万葉仮名がA・B両軸にかかわる問題

  万葉仮名が用いられた環境

  漢文訓読の三段階

  《万葉集》にあらわれた漢文用法

  漢文訓読和文の成立

  漢文訓読語彙とのかかわりあい 

  一字一音の万葉仮名が登場する必然性 

  略体仮名の登場

  略体仮名から片仮名への道

  草の仮名から平仮名への線

  草の仮名の普及

  正倉院に残る文書に草の仮名がある

  仮名字体実現には広い層が参与した

 三 文字の機能からみた漢字と仮名

  近代言語学における文字論の位置 

  日本語文字論の宝の山

  漢字の動態的・静態的把握への試み

  〈漢字から仮名へ〉を機能から見る  

  万葉仮名はなぜ仮名とよばれてきたか 

  万葉仮名仮名としての機能  

  古代の文献と万葉仮名とのかかわりあい

 四 万葉仮名仮名

  万葉仮名がとくに歌謡に用いられた理由

  万葉仮名にみる音韻上の問題点

  万葉仮名では清濁が書き分けられていた

  清濁を書き分けない万葉仮名用法もある 

  仮名になぜ清濁の書き分けがないか

  仮名の清濁の問題は将来の課題

  漢字文化圏に入った日本の文字の宿命 


別欄

文字は文化とともにある 

表音文字と表意文字 

アルファベットの系譜 

ヒエログリフの解読 

《書経》とその古典的価値 

《詩経》という名の経典 

〈六書〉とはなにか 

〈孤立語〉で〈無構造〉なシナ語 

康煕字典》と《四庫全書》 

〈有形態言語〉と〈形態素〉

唐朝をゆるがした黄巣の乱

〈重箱読み〉と〈文選読み〉

シナの上古音からきた〈古韓語〉 

文字創製と漢字の連係 

〈吐〉と片仮名との関係

神代文字〉について 

〈品部〉のあったわけ

王仁渡来にまつわる所伝

〈史〉と帰化人の役割

高句麗からきた烏羽の表 

大学と明経道 

写経所と写経生 

漢字と倭訓との関係 

《六国史》の編纂 

〈夢野〉と〈蘇民将来〉の話 

国語と〈四声

日本語単語の長さ 

古代日本語に入った外国語

男信》と義門 

万葉仮名類別表 

篆書ふうな則天文字 

字体改変の知恵 

漢字の分解・複合の相 

訓点資料とヲコト点 

永字八法にみる運筆法 


月報

漢字は東洋人のこころ フーベルト・チースリク

万葉学と漢文訓読研究の推進者 山田俊雄

方言標準語 小泉文夫?

万葉集》英訳夜話 本多平八郎


執筆者


ライブラリー版

日本語の歴史2 (平凡社ライブラリー)

日本語の歴史2 (平凡社ライブラリー)

解説:乾善彦?

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2007-03-20『日本語の歴史1民族のことばの誕生』平凡社

日本語の歴史1民族のことばの誕生』平凡社  『日本語の歴史1民族のことばの誕生』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク -  『日本語の歴史1民族のことばの誕生』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など  『日本語の歴史1民族のことばの誕生』平凡社 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

亀井孝大藤時彦山田俊雄

ASIN:B000JB4G6E

ISBN:4582403018

刊行のことば


第一章 言語の起源

  人類はいつから言語をもったか

  言語起源の研究はどのようにはじまったか

  動物言語の研究

  言語の起源は自然に発せられる音声・身振り 

  自然界の音響の模倣と考える説

  原始的な歌から言語がうまれたという説

  身振りから言語がうまれたという説

  子どもの片言から言語の起源が類推できるか 

  G.レーヴェースによる接触説

  言語の起源は人類の起源と一つの問題である

  言語の起源と日本語の歴史とのかかわりあい


第二章 日本語列島はいつできたか

 一 日本民族の祖先姑弥生時代人か

  列島最初の人類は日本人の祖先か 

  稲作の原郷をどこに求めるか 

  〈米の道〉を跡づける

  こうして弥生文化が成立した

  弥生時代と弥生文化

  弥生文化のもつ南方的要素

 二 稲作民族の原郷を探る

  黄河の水がうんだ原始文化

  農耕民がつくった仰韶文化

  竜山文化のひろがり

  殷周文化の発展

  中国南西部にみられる焼畑耕作民 

  揚子江流域の水稲耕作民

  道は海をこえてさらに東南アジアへ

  石斧の型が物語るもの

  中国からの文化の移動

  ドンソン文化とその系統

 三 古代国家の建国から統一へ

  日本歴史において古墳時代のもつ意味 

  古墳時代をどう区分するか

  弥生文化の流れをくむ前期古墳文化

  後期古墳文化にみる騎馬民族的性格

  騎馬民族による日本の征服

  記紀の神話が伝える征服者と被征服者 

  天孫降臨の地はどこであったか

  神武東征伝説から探る天皇家の出自

  なぜハツクニシラススメラミコトが二人いるか

  日本建国に参加した人びと

  中国の史書に記された〈倭王〉の称号 

  倭王と南朝鮮の覇者辰王のつながり

  なぜ海を渡って日本へ侵入したか 

 四 アルタイ語族の足跡

  アルタイ語族登場の前史

  牧畜民文化の展開

  沿海州文化の担い手

  朝鮮半島にアルタイ語族を探る

  日本列島のアルタイ語化について 

 五 形質と文化との複合性

  日本人は人種として一つか

  現代日本人の地方差

  東北はアイヌ型畿内は朝鮮型 

  地方差から日本人の起源を探る

  血液型によって人種の特色がどこまでわかるか

  非計測的な人種特徴からの推定

  現代人の人骨調査と赤血球異常からの推定    

  古代人の人骨研究がもつ困難な条件

  古代人骨から推測できるもの 

  民族の文化にみる複合的な性格


第三章 日本語の系統

 一 日本語系統論はどう展開したか

  日本語の起源をどう探るか

  言語の系統について

  基語とはなにか

  音韻法則に例外なし

  比較言語学は十九世紀ドイツの生んだ学問

  日本語系統論の背景

  系統論はどのように進んできたか 

 二 日本語の起源を南方に探る

  日本語は南洋語と同系かどうか

  借用要素としての南洋語

  南方説への問題点

  南洋語と琉球語との比較

  南洋語基層説への疑問

  南方説のミッシング・リンク

 三 日本語の起源を北方に求める

  日本語の北方起源説がもつイメージ

  アルタイ語族と日本語との関係

  なかでも重要な諸特質

  形式的類似だけで同系が証明できるか 

  アルタイ諸語の共通言語財はあるか

  日本語とツングース語との比較

  〈アルタイ語系統論〉の坐礁 

  日本語のなかのアルタイ層

  ここにもミッシング・リンクがある

 四 日本語にもあった母音調和

  母音調和と系統論

  ハンガリー語・モンゴル語の場合 

  朝鮮語の母音調和

  古代日本語母音組織は八個

  〈有坂法則〉の発見

  日本語母音調和への問題点  

  母音調和はどのようにしてうまれたか 

  母音調和をささえる発音の問題

  日本語母音調和はなぜ消滅したか

  母音調和は系統論の決め手にならない 


第四章 原初の日本語

 一 民族のことばの確立

  有史以前の日本語を探るにはどうすればよいか 

  原(始)日本語という考え方

  日本語の歴史は民族の歴史とひとつである 

  民族のことばの確立

  民族語の形成は神話の体系化より先である 

  同族意識の絆としての言語 

  原日本語はいつどこで話されていたか 

  方言社会から民族語の社会へ 

  日本語列島の成立は遠い時代である

  古代日本に二言語併用〈バイリンガリズム〉があったかどうかの問題 

  原日本語に基層の言語があったかどうか

  地名に基層のなごりがみられるか

  古代の地名説話に共通するもの

  基層の謎がどう解けるか

 二 原日本語はどんな性格をそなえていたか

  原日本語の研究は系統論への露ばらい 

  歴史的研究の出発点となる原日本話

  方言の比較から原日本語を推定できるか

  琉球のことばから古形を再構する 

  琉球語と本土方言とはどちらが保守的か

  ハ行における有声と無声との対立 

  〈頭音法則〉として語頭に濁音をもたないこと 

  〈頭音法則〉として語頭にラ行音がこないこと 

  語頭の濁音をいとう言語感情 

  ことばの構造の原理は変わりにくい

  日本語のもつ〈開音音節のたてまえ〉 

  原日本語から連綿とつたわる構造の特質

  古代の文献にあらわれた若干の矛盾

  日本語は構造の面で歴史的に変化が少ない 

  原日本語文法現象にみる特質

  格助詞〈の〉と〈が〉と〈に〉

  接続助詞の多くは新しい時代のもの

  奈良時代の接続助詞

  助詞の独立性の弱化を物語るもの 

  条件をあらわす助詞〈は〉

  古い日本語に接続助詞がなかった可能性

  古代語動詞活用形が独立していた

  原日本語へいたるまでの分化と統合

 三 《魏志倭人伝》のことばは日本語

  中国の史書が記録した古代日本

  邪馬台国はどとにあったか

  《魏志倭人伝》に記録された日本の地名と官名 

  そこに登場する官名をどう比定するか 

  邪馬台と卑弥呼

  日本語としての《魏志倭人伝》のことば

 四 古い日本語のなかに埋もれたシナ語

  古代史におけることばの役割 

  古代における大陸からの帰化人

  シナ語が原始日本語にあたえた影響

  カールグレンのあげた郡→国のむすびつき 

  絹・馬・梅のもつ可能性

  君・文・紙などを古いシナ語と証明できるか

  琉球語シナ語の影響をどううけたか 

  日本語は親族を失った孤児の語か


第五章 伝承の歴史とことばの役割

 一 伝承の時代

  「上古の世、未だ文字あらず」

  精神文化の百科全書としての役割  

  みだりに語ることを許されぬ伝承

  禍津日神によせる一つの解釈

  専門的な伝承の語り手の出現 

  語部と稗田阿礼

 二 伝承の定型《スタイル》と文学の発生

  記録は伝承の真の姿を伝えない

  延々たる神々の系譜

  きらびやかに修飾された人名 

  記憶と親近感を強める定型

  伝承の影を宿す枕詞

 三 古代人の言語観

  ことばに宿る霊力

  〈言霊の幸はふ国〉―言霊思想―

  宣言と呪詛のことば

  撃ちてし止まむ―歌の力―

  言霊思想とことばの力

  みだりに神の名を唱えるなかれ

  収穫増加を願う呪言

  会話のタブーという現象

  記録への道―まずはじめに絵がうまれた

あとがき


別欄

ことばと野生児 

〈原日本人〉の原郷土

野生稲とその分布 

石器時代の区分 

アジア人種の分類 

ダヤク族 

〈騎馬民族説〉の立論点 

〈騎馬民族説〉への反論 

氷河時代の区分

語族とアジアの言語 

種族文化複合の再構成

P音考

北方説はどう展開したか

南方説をすすめた人びと 

唇音・鼻音と調音 

屈折語とは何か 

高句麗語との数詞の比較 

有坂秀世音節結合の法則 

ソスュールの業績 

言語年代学とはなにか 

絶妻の誓い 

ベツとナイのつく地名 

地勢にちなむ地名の研究 

邪馬臺と邪馬壹 

アイヌの〈ユーカラ〉

英雄叙事詩 

〈ノロ〉とくユタ〉

ことばと昔話・その1 

ことばと昔話・その2 


月報

首里語はどうなるか 比嘉春潮

スペイン人のみた日本語 ギレルモ・ミラレス

編集に参画して 亀井孝


執筆者



ライブラリー版

日本語の歴史1 民族のことばの誕生 (平凡社ライブラリー)

日本語の歴史1 民族のことばの誕生 (平凡社ライブラリー)

解説:鈴木広光?

市井の一老人市井の一老人2008/02/12 18:31天孫族が日本列島に上陸し九州から出雲,大和を
征服し、原住民を東北に追い払った頃の原住民の言葉や、天孫族の言葉が、どのように混ざり合ったか
川守田英二著作(日本の中のユダヤ・たま出版)が大いに参考になる。歴史先生方も面子にこだわらず
現存する民謡の囃子言葉を理性的にご研究いただきたい。

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2007-03-15海老澤有道『日本の聖書 聖書和訳の歴史』講談社学術文庫

[]海老澤有道『日本の聖書 聖書和訳の歴史』講談社学術文庫 海老澤有道『日本の聖書 聖書和訳の歴史』講談社学術文庫 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク - 海老澤有道『日本の聖書 聖書和訳の歴史』講談社学術文庫 - 日本語関係の目次・索引など 海老澤有道『日本の聖書 聖書和訳の歴史』講談社学術文庫 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

1989年12月10日 第1刷発行

ISBN:4061589067


『学術文庫』版まえがき

原本はしがき

新訂増補版序(原本)

第一章 キリシタン時代の聖書

  1 ヤジロウ訳『サン・マテウスのエワンゼリヨ』と「十のマダメントス」

  2 フェルナンデスとフロイス訳福音書

  3 『日本のカテキズモ』和文稿本 エヴォラ屏風下張文書《びようぶしたばりもんじよ》

  4 『御主《おんあるじ》ゼスキリシトの御パションの事』

  5 バレト写本と『ドミニカの抜書《ぬきがき》』

  6 『ドチリナ・キリシタン

  7 京都版『新約聖書』

  8 『さんたまりやのおひしよ』 『耶蘇《ヤソ》教写経』 

第二章 蘭学者の聖書知識

  1 新井白石《あらいはくせき》の『西洋紀聞』

  2 禁書および蘭書の流入

  3 山村昌永《やまむらしようえい》の『西洋雑記』とその系統

  4 平田篤胤《ひらたあつたね》の『本教外篇《ほんきようがいへん》』

  5 小関三英《こせきさんえい》訳『吉利支《キリシ》略伝』 モリソン号の渡米

  6 『和蘭宝函《オランダほうかん》日本之部』

  7 箕作阮甫《みづくりげんぽ》『読《どく》旧約全書』と勝海舟《かつかいしゆう》の詩篇歌

第三章 海外における聖書和訳

  1 モリソン・ミルン漢訳『神天《しんてん》聖書』

  2 ギュツラフ訳『約翰《ヨハネ》福音之伝』と『約翰上中下書』

  3 S・W・ウィリアムズ訳の聖書

  4 ベッテルハイム訳の聖書

第四章 禁教下における聖書和訳  

  1 C・M・ウィリアムズ訳「十誡」と『マタイ福音書』

  2 ヘボンの漢訳聖書転訳

  3 ヘボン訳『真理|易知《いち》』と『三要文《さんようもん》』

  4 フルベッキ訳の聖書

  5 ジョセフ彦《ひこ》の創世記物語

  6 ゴーブル訳『摩太《マタイ》福音書』

  7 ヘボン・ブラウン訳福音書

  8 聖書の献上

第五章 教外者の聖書知識

  1 漢籍教書の流布

  2 石川彝《いしかわつね》訳編『西洋夜話』と永田方正訳『西洋教草』

  3 田島象二《たじましようじ》訳『馬太《マタイ》氏遺伝書』

  4 干河岸貫一訳《ひがしかんいち》『両約全書自語相違』

第六章 翻訳委員会訳新約聖書

  1 翻訳委員社中

  2 委員訳分冊聖書と『新約全書』

  3 一八七五年版『路加《ルカ》伝』と一八七六年版『羅馬《ロマ》書』

  4 委員訳分冊聖書の正誤表

  5 真片仮名・五号・六号・四号活字・平仮名版分冊聖書

第七章 旧約聖書の翻訳

  1 パーム訳編『偶像非神論』

  2 東京聖書翻訳委員会訳旧約聖書

  3 C・M・ウィリアムズ訳『朝晩禱文、附リタニー』

  4 チェンバーレン訳「讃美之歌」

  5 フルベッキ訳「詩篇」

  6 旧約聖書の翻訳委員

  7 分冊旧約聖書の刊行

第八章 N・ブラウン訳新約聖書

  1 『志無也久世無志与《しんやくぜんしよ》』

  2 ホワイト校訂『馬太《マタイ》伝』と横浜浸礼教会版『新約全書』

  3 川勝鉄弥改訂『新約全書』

第九章 特殊聖書と聖書協会

  1 漢訳聖書の訓点

  2 原胤昭《はらたねあき》和漢対訳『新約聖書』と小嶋法竜訓点聖書

  3 ヘボンのローマ字聖書

  4 カラゾルスとピアソンの『新約略解』

  5 井深梶之助《いぶかかじのずけ》訳『馬可《マコ》伝俗話』

  6 パームの口語訳『路加《ルカ》伝十五章』

  7 バチェラー訳のアイヌ語聖書

  8 中川書店版『英和対照新約全書』

  9 三聖書会社の事業合同

  10 初期の聖書釈義書

第十章 明治カトリックの聖書和訳

  1 プティジァン准『聖教初学要理』と『聖教日課』

  2 プティジァン准『後婆通志与《ごばつしよ》』

  3 『旧新両約聖書伝』と『耶蘇《ヤソ》言行紀略』

  4 高橋五郎訳『聖福音書』

  5 ラゲ訳『新約聖書』

第十一章 正教会の聖書和訳

  1 『日誦経文《につしようけいもん》』と『小祈禱書』

  2 正教会の訓点『新約全書』

  3ニコライ訳『新約』

第十二章 新約聖書の大正改訳

  1 聖書改訳の機運

  2 左近義弼《さこんよしすけ》訳聖書

  3 改訳『マコ伝福音書』

  4 大正改訳『新約聖書』

原本あとがき

付録「主禱文」訳例

解説

書名・人名索引

川島第二郎

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2007-03-14

[]円地文子『女ことば』角川新書 円地文子『女ことば』角川新書 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク - 円地文子『女ことば』角川新書 - 日本語関係の目次・索引など 円地文子『女ことば』角川新書 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

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随筆集 「主に日常生活に触れた感想」

四季おりおり

家のうちそと

 北陸の言葉

私の旅から

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2007-03-13

[]加藤淳平『文化の戦略』中公新書 加藤淳平『文化の戦略』中公新書 - 日本語関係の目次・索引など を含むブックマーク はてなブックマーク - 加藤淳平『文化の戦略』中公新書 - 日本語関係の目次・索引など 加藤淳平『文化の戦略』中公新書 - 日本語関係の目次・索引など のブックマークコメント

文化の戦略―明日の文化交流に向けて (中公新書)

文化の戦略―明日の文化交流に向けて (中公新書)

第一章 日本人の名前のラテン文字表記

 「名・姓」順か、「姓・名」順か

 国際交流基金における検討

 国際交流基金の表記

 欧米のルールは「世界」のルール

 海の向こうの「異界」

第三章 日本の文化交流の種々相

 日本語教育

第五章 文化の戦略ということ

 第一節 考えなければならない三つのこと

  「文化」という言葉

 第二節 脚下照顧

  国語力を高める

 第四節 文化交流の具体的方策

  留学生受け入れと日本語教育


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