以呂波問辨

個人情報保護法は「生存する個人に関する情報」が対象ですが、ここの人物情報は、故人の情報が殆どです。そうでない人についても公的な情報しかありません。 国語史グループとの差別化も考えて、オープンにしました。

以呂波問辨

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/i/kokusyo_i093.html

http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/25261247.html

以呂波問辨 一巻一冊

 僧諦忍?の著。寶暦十四年刊。伊呂波の作者・字義字體等について問答體に記述したもので伊呂波四十七文字は天照大神?が大己貴尊?に授けられたもので弘法大師は只記憶に便して之をいろは歌につくり、唐の草書の法からその字體を定めたのみであると言ひ、神代文字の存在を説き、或は「ひふみよいむなや?」等の神字四十七字の語義を解釋し、又五十音圖についてはこれは梵字から出來たものであると言ひ、梵字伊呂波五十音圖を書き、梵字は梵天の教ふる所。梵天は大毘廬遮那佛?・天照大神?も本地は大毘廬舎那佛?であるが故に梵字伊呂波とは符合するのであると説くが如き全く非學術的であり、凡て偏狭な日本尊重の思想と神佛混淆?思想との産物に過ぎない。本書刊行後間もなく尾張の僧道樂庵?金龍敬雄?は「駁伊呂波問辨?」を著してこれを反駁し、諦忍はこれに對して又「神國神字辨論?」を以って神代文字の存在を主張した。後平田篤胤神代文字の存在を極力主張したが諦忍?所説の影響が大きい。

亀田次郎国語学書目解題」)