假名の研究

個人情報保護法は「生存する個人に関する情報」が対象ですが、ここの人物情報は、故人の情報が殆どです。そうでない人についても公的な情報しかありません。 国語史グループとの差別化も考えて、オープンにしました。

假名の研究

假名の研究 一冊

 大矢透著。大正?十五年刊。著者は二十餘年に渉って假名?の研究に没頭し、その成果は「假名源流考」「音圖及手習詞歌考」「韻鏡考」「周代古音考」等となって發表されたが、本書はこれ等諸研究の要點を摘記したのであって(一)假名には周代の古音一致するものある事(二)延喜?以前は國語構成音は四十八でア行のエ?(衣)とヤ行のエ?(延)は區別せられてゐた事(三)漢字音韻?の研究に依って漢呉音ではサ行音たる「川」「止」が假名ではタ行音に用ゐられる事(四)伊呂波空海の作でない事(五)反切は魏の孫炎?に初まったものでない事などを述べてゐる。菊版四十頁餘の小冊子であるが、著者の假名に關する研究をこゝに體系づけたものと言ひ得る。

亀田次郎国語学書目解題」)