舒言三転例

個人情報保護法は「生存する個人に関する情報」が対象ですが、ここの人物情報は、故人の情報が殆どです。そうでない人についても公的な情報しかありません。 国語史グループとの差別化も考えて、オープンにしました。

舒言三転例

http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/50351380.html

舒言三転例 一巻一冊

 鹿持雅澄著。明治二十六年刊。舒言延言)は佐行・加行・波行に延びて働くが延びる行によって意味が違ふ。然るにこの事は古來何人も説いて居ないと云って「サ行の轉用」「ハ行の転用」(ヤ行、ラ行の転用も同じ)「カ行の轉用」について例を擧げて論じたものである。本書が斯く上代語に於いて動詞がカ・サ・ハ、の三行に延びて活用するに隨って意味を異にすると云って例證してゐる點は注意すべきである。併し總べての延言がこの三行に必ず轉用する如く考へたことやヤ行ラ行の轉用がハ行と同じであると云って説明省略した事等は難點と云へる、猶舒言延言)については已に春庭が「詞の通路」に於いて更に委しい研究をなしてゐたが雅澄は之を知らなかったものと見える。

亀田次郎国語学書目解題」)