靈語通

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靈語通

靈語通 一巻

 上田秋成著、寛政九年刊。本書の叙に依れば靈語通は神名・國號・名物・詠歌・用語・假名の六篇から成るものであると云ふが、所謂「靈語通」はその中の假名篇のみが刊行されたもので、他の五篇は世に傳はらない。本書は古書に徴して假名遣の事を説いて古代は、「い」「ゐ」、「を」「お」、「え」「ゑ」等の區別をしなかったことを述べ、又「じ」「ぢ」及び「ず」「づ」の區別についても意のまゝでよろしいと主張してゐる。同著者の「呵刈葭」と合せ見ればその所論は一層明かである。

【參考】

* 靈語通〓鍼  一巻 明治六年 岡本保孝著。況斎叢書所収「靈語通」中の二・三について辨駁したものである。

亀田次郎国語学書目解題」)