韻鏡藤氏傳

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韻鏡藤氏傳

韻鏡藤氏傳二巻は藤原直養?の著だから此の名が有るらしいが、富森一齋?の序文も亦著者らしい口吻で直養と一齊との関係は分らぬ。乾卷には七音直拗改正圖、本邦漢音清濁輕重字母定局、四十三轉の圖を、坤卷には圖及び門法の説明を收めて居る。各轉の圖には毎字の右に邦音・左に唐音、下に反切を出したも磨光と同じいが、明和?六年(二四三二)の序が有るから彼よりは後出。安永五年(二四三六)の板行だが、於乎輕重義にはこの書に再板が有ると云って居る。著しく韻鏡に據って居るが系統不明ゆゑ此處に。

岡井慎吾日本漢字学史』)